「皇后の座を捨てます」82話・愛人の座を捨てます

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目を覚ますのが少し遅かったな。

82話のあらすじ

今晩、皇帝をデスポーネ公爵領に連れて行くから準備をするようにと、レノックスから言われたディアン。

きらびやかなシャンデリアを眺め、やっとの思いで手に入れたものが、いざ手に入れると目に入らないのはなぜだろうと思います。

そして、小さなガラス瓶を手に、皇帝の元へ向かいます。皇帝はアデルを失ったことで、酒浸りになっていました。

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82話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

最後の思いをぶつけに行ったんですね、ディアンは。

妊娠していなかったことを告げても、なんの反応もしない皇帝。

そうだった、元からこの人は自分のことなど見ていなかったのだと、改めて思い知らされるディアン。

そして、持ってきたガラス瓶の液体を、ワイングラスに入れます。

え、目の前で、こんなに堂々と?と驚きましたが、そのワインをぐびくび飲んでしまう皇帝。

ディアンのことを全く見ていなかったから。

それにしても……あまりにバカすぎないか。

すぐに毒は効いてきて、体が動かなくなります。

血を吐いて動けなくなっている皇帝に、自分の思いを語るディアン。

まあ、ある意味、この人も被害者ですもんね。

アデル様にしたことは許せないけど、この人の境遇からしたら、仕方のないことだったかもしれない。

バカな男に引っかかってしまった、不幸な女性。現代でもたくさんいるか。

アデルのように賢ければ、自分もあんたのそばには残らなかった。

そのことに、もっと早く気づいていればね。

ディアンはそのまま、動けなくなっている皇帝を残して、部屋を後にします。

来週は、ディアンも毒を飲むのかな。

皇帝崩御→グランド公が即位という流れで、アデルとリオネルの姿も見られるでしょうか。

今回のストーリーのまとめ

・皇帝をデスポーネ公爵領に連れて行くから準備しろとレノックスに言われるディアン

・ディアンは毒薬を用意して皇帝の元へ

・酒浸りの皇帝のワインに毒薬を入れる

→83話へ続きます。

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