カーライル殿下、やっぱり君主の器。
37話のあらすじ
本は少ないけれど、綺麗に管理された図書室がとても気に入ったドロシア。皇后になったら、こんんふうに自由で静かな生活は送れない。それならいっそのこと、フェルバーズで一生暮らすのもいいと思っていました。
その頃首都ジャイロでは、カーライルこそ皇太子に相応しいと世論が変化していました。
そうはいっても、この状態が長続きしないこともわかっていたカーライルは、今のうちに悪い噂の根源を断とうと考えます。
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37話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ドロシアは野心もないし、皇后になりたいわけでもないから、こんな賢い女性がフェルバーズにいてくれたらみんなの助けになりそう。
一方カーライルは、神殿のラドレル大主教を訪ねていました。単刀直入に、エラヘ教とガブリエル・ノックスとの関係、皇后との関係を聞きます。
あくまでも自分たちは関係ないという大主教に、それならガブリエル一人の仕業、長い間大主教を務めてきた方々が青二歳の大神官に仕えるようなことがってはならないでしょ?といって、その場を後にします。
この大主教は、ほんとに知らないのかそれとも知っていて見て見ぬふりをしてるのか。
どちらかというと、後者ですかね。
しっかり釘を刺すカーライル、さすが。
さて、晩餐の席。
イグラム族の後ろに黒幕がいることをほのめかし、皇帝と二人で話をすることにしたカーライル。
どうやら皇帝もそそのかされているようなので、ここでも軽く釘を刺す。さすがというか、君主の器に相応しい人だと思います。
ドロシアやセシリアはとても優秀な人たちだし、この二人が皇后アーシャを支えてくれたら嬉しいな。
セシリアはそもそも、皇后になりたいというよりは、女性が家を継げないから、生き残る術として皇后という道を目指しているのであって、そこを変えられたらものすごく心強い参謀になるのでは。
最後に出てきたガブリエル・ノックスは、すっかり黒魔法の虜になっています。
腐敗していない、差別のない国を作りたいという思想は素晴らしかったのに、手段を間違えてる。残念です。
・ドロシアは静かにフェルバーズで暮らすのも悪くないと思う
・カーライルは大主教と父に釘を刺す
・ガブリエルはだんだん悪魔化している
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