腹立つわ〜、ジュナ、本当に腹立つわ〜。
29話のあらすじ
セリーナは使用人ジュナに案内されて、首都で一番人気だというブティック「ザ・アッテ」に行きます。
馬車の中でジュナはアイレルの悪口ばかり。自分がいろいろなお店に連れて行ったくせに、まるでアイレルが浪費癖でもあったかのような言い振りです。
セリーナがジュナに出身を聞くと、ミオン(首都)だといいます。ミオン出身なのになぜ北部で働くようになったのかと聞くと、あからさまに慌てた様子で…。
→「北部公爵を誘惑します」はコミックシーモアでも読める!29話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ジュナって結構悪いやつだと思う。誰の手下なんだろう?
セリーナが思っている通り、首都出身の女性が、特段の理由もなく遠い北部にまで働きに来るのは不自然です。だれかが、公爵家を監視させるために送り込んだとしか思えません。
監視だけならいいのですが、もしかしたら暗殺する機会を狙っているかもしれず、セリーナは心穏やかじゃありませんでした。
暗殺者かもしれない人と馬車に乗るなんて、全く楽しくない。
そして、そんな彼女が連れてくる店はどう考えてもまともじゃない。覚悟をして乗り込んだところ、やはりトラブルが。
一見さんお断り、ってことみたい。席がないから入れないと門番に断れられます。
ジュナは悪党ですね。この店がそういう店だということは知っていたはずです。知っていて、恥をかかせるためにセリーナを連れてきたのでしょう。
埒が開かないので、セリーナは責任者を呼んでくるようにいいました。
出てきた店主は思ったよりも若い女性でしたが、さっそくセリーナを値踏み。田舎の貴族で社交会の初心者だと見ると、適当にあしらって断ろうとします。
しかし、そんなことで引き下がるセリーナじゃない!
ランバード公爵様のパートナーとして建国祭に出席するからミオン最高といわれるお店に来たのに…というと、店主の対応が変わりました。
店に入ると、さっそく陰口の嵐。
怖いなあ、社交界。
腹も立つけれど、今はまだ戦う時じゃない。こういう冷静な判断もさすがですね。
とりあえず簡単に対処しておこうと、見せてもらったデザインブックのドレスを「全部いただけるかしら?」と言って、その場にいる人たちの度肝を抜きました。
いいぞセリーナ。豪快!
・セリーナはジュナに連れられてミオン最高のブティック「ザ・アッテ」にやってくる
・一見さんお断りで門前払いされる
・責任者を呼び、公爵様のパートナーなのにというと、あっさり入れてもらえる
・デザインブックに載っているドレスを全て買うといい、周囲の度肝を抜く