運だけじゃないし、努力してないわけじゃないし。逆恨みもいいところ。
12話のあらすじ
ディアンは「運良く」皇太女に生まれただけでなんの努力もせずに全てのものを手に入れているアデルに対抗心を燃やし、何一つ渡さないと決心していました。
皇帝に言われて緊急補正予算を執行しなくてはならないもの、名ばかりの皇后だということを思い知らせてやろうと思っています。
アデルはカルヴァン伯爵を呼び、塔のことを詳しく聞いていました。
12話の感想（ネタバレ含む）＆次回考察
思い知らせてやるって…どうしておとなしくしていられないんだろう、愛人て。
おとなしくしていれば、少なくとも皇帝の寵愛だけは失わずに済むのに。
たぶん、さまざまな能力の面でディアンはアデルに敵わないと思います。しかも相手は正当な皇后で血筋も問題ないのですから、最初から敵ではない。だからおとなしく、皇帝の機嫌だけ取っていればいいのに、どうして戦おうとするんだろう。頭悪い。
そもそも、どうして「なんの努力もしてない」と思うのか不思議です。
カルヴァン伯爵の、領地民が大勢死んでいるという訴えになんとかしてあげたいと思うアデルでしたが、今自分が魔物退治に出かけるわけにもいかず、カルヴァン伯爵に金塊を渡すことしかできませんでした。
さすがに、今の時点で「私が倒しに行く！」とはできないんですね。早く魔物退治が見たいんですけど。
過去の回想で、アデルは自国の魔物も退治しようとして、母親と対立していた様子。たぶんですが、全てを救うことはできないのだから放っておけという母と、少しでもできることをしたいと思うアデルの意見が合わなかったのではないでしょうか。
このことをきっかけに、皇太女という地位を取り上げられたとありました。いろいろと確執がありそうですね。
アデルはカルヴァン伯爵に、洞窟や地下に老人、子供を避難させるようにいい、金塊を渡すのです。
カルヴァン伯爵はその足でヴァルドロ公爵家へ。ボロボロ泣いている伯爵を見てリオネルが心配しますが、それは感動の涙でした。公爵家からも支援金をもらい、1日でも早く領地民を非難させると言って帰って行きました。
アデルは、自分の力のなさを痛感し、どうすれば力を得ることができるのかと悩んでいると、ギグス夫人が皇帝に謁見を要請しましょうと提案します。
皇帝と良好な関係を築いた方がいいと。髪も巻いて、お化粧も柔らかい雰囲気にしてもらってました。
もともと美しい人ですけど、こんな雰囲気も似合いますね。
リオネルが見たら、ますます惚れてしまいそうです。
それにしても、とりあえず皇宮内にギグス夫人という味方を得られたことはよかったです。
・ディアンは何一つアデルには渡さないと決心する
・アデルはカルヴァン伯爵に領地民を避難させるようアドバイスし、金塊を渡す
・ギグス夫人は皇帝に謁見するよう進言する
