タモン、切ないなあ。
71〜72話のあらすじ
地図を見ながら、これからの行程について説明するアーシャ。説明を聞きながらぼーっとしていたタモンを見て、あのタモンでもアーシャの前ではただの恋する男だなと部下にまで思われてしまいます。
野営地にて、タモンが周辺の見回りに出ていくと、アーシャはタモンになにかあったのかとホルヘに聞きました。
周囲はみな気付いているのに、わかっていないのはアーシャだけ。ホルヘは、誰しも初めてのことに直面すると悩むのではないかとヒントを出しますが、タモンに微妙な距離を置かれている理由がまったくわからないアーシャでした。
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71〜72話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
まあ、今回は、不器用なタモンを見て、イラついているアーシャ様が素敵な回でした。
自分のためにはあれこれやってくれるのに、悩みを話してくれないなんて……って、その悩み、あなたのことなんですけどね。
アーシャ様、頭脳明晰なのに、タモンの恋心に気づかないなんて……
しかも、部下はみんな気付いているのに!
見回りに行ったタモンが戻ってきましたが、なんと銀角鹿の子供を抱き抱えています。死にそうになってるみたい。
絶対助けないと!と、タモンの血を分け与えます。
ここは銀角鹿の生息地ではないのに、なぜ。しかも、親鹿は近くで命を落としており、何が起きているのかと心配するアーシャ様。
そういえば、銀角鹿の群れと子供を一緒にして育ててるって話がありました(15話参照)。
アーシャ様は、ミルアとルシェンティアも一緒にいるはず、なんとかして会いたいと思います。そして、どうやってタナトスで銀角鹿を飼育していたのか、タモンに話します。
銀角鹿をタナトスの力の象徴にするために、他国の銀角鹿の命を奪い、タナトスでだけ飼育しようとしていた前皇帝。で、「ラゴルレーシ」として、鹿の群れに子供を放り込んだ。
……いまいち、よくわからないな。
アーシャ様が、子供たちを助けようとしているのはわかる。家族に莫大なお金を払って、子供達を鹿の群れに放り込んだ、だから助けてやらないといけない。
しかし、そもそもなんで子供が必要なんだっけ?子供がいれば、鹿は無事に育つのかしら?
前にそんな描写があったかな……。鹿が繊細で乱暴だから、飼育が難しいというのはわかったけれど。
さて、その頃皇宮では。
七月祭の準備をするナターシャ。お腹の子は皇帝の子ではないですが、皇帝と体の関係を持っていなかったときにできてしまった子だから、週数が合わないわけです。
子供がいなければ追い出されるだろうし、他の男の子を産んだら……それはもっと怖いんじゃないか。
表面的な予定日まであと2ヶ月もあるのに、お腹がかなり大きい。あまりに早く産まれてしまえば、当然疑われます。
いつ産まれるのか心配になったナターシャは、秘密裏に有名な産婆に会いに行きました。そこで告げられた予定日は、7月初旬。
それは困る!とナターシャが焦ると、産婆は、産まれてからも妊婦のふりをするとか、一応知恵を授けてくれました。この人、いい人なんだか、悪い人なんだか。
しかしいくらなんでも、2ヶ月もずれてたら、バレるよなあ。
バレたら、皇帝が愛人を●すかな?
・タモンの恋心、部下はみな気付いているのにアーシャだけ気づかない
・野営地の近くで銀角鹿の子供を保護
・表面的な予定日よりもかなり早く産まれてしまいそうで焦るナターシャ
→73話へ続きます。
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