タモンがアーシャ様をさらってくれてほんとによかった。
66話のあらすじ
皇后の地位についたのは自分の意思ではなかったし、その立場に相応しい義務を全うしようと思っただけだが、あなたは違う。
タナトスのために、素晴らしい指導者が出てくることを望んでいたではないか、だからあなたが皇帝にふさわしいと、アーシャはプルムヘリオ侯爵を説得します。
そして、プルムヘリオ侯爵に短剣を持たせ、タナトスで再び会うことを約束して送り出しました。
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66話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
そうでした、プルムヘリオ侯爵は皇帝の命令で、この短剣を回収に来てるんですよね。
だから持って帰らせないといけない。
プルムヘリオ侯爵は、皇帝に渡したくないと思うわけですが、今皇帝に疑われるわけにはいかないので、予定通り持って帰ってもらったほうが、アーシャ様にとっては都合が良いわけです。
かつて、プルムヘリオ侯爵が小児科の事業をしようと思っていた時、誰もが嘲笑う中、たった一人支持してくれたのがアーシャ様だった。
こんな人に、信じてるから皇帝になってと言われたら、心が動きますね。
さて、プルムヘリオ侯爵を送り出す少し前。また、タモンが無茶をして、アーシャ様に怒られていました。
この短剣が本物なのか、本当に解毒できるのかという話になった時、自分が証明して見せると言って、タモンがペルハルツの毒角を使ったのです。
ペルハルツを倒した時に、持ってきたんですね。猛毒だから、銀角鹿の皮の袋に入っていました。
その角を手にしただけで、肌が黒ずみ、焼けるような痛みを感じます。
アーシャ様が探検でタモンの手を切ると、すぐに解毒され、手は元通り。
これで、探検が本物だと証明されたわけですが、無茶をしたことについて、アーシャ様がめっちゃ怒ってる!!
アーシャ様、怒っても美しいけれど。
タモンは、怒られても嬉しそうな感じがします。
こんな無茶をする人は初めて見たと言いながら、タモンが無謀だったおかげで今の自分があるかと思うと、心の中でタモンに感謝するアーシャ様でした。
そうですね、無謀じゃなかったら、死にかけのアーシャ様をさらってくることもなかった。ギロティに復讐しようという、生きる気力を取り戻せたのも、タモンがいたから。
タモンが、治ったかどうか確かめるためにキスしてくれと言った時、素直にキスしてくれたから、タモンですら驚いていました。
タモンの、ちょっと呆けたような表情がいい。
二人の距離がまた縮まっていて、アーシャ様にとってタモンがなくてはならない存在になっているのが嬉しい。
・プルムヘリオ侯爵に短剣を持たせていったんタナトスへ戻らせる
・短剣が本物か、ペルハルツの毒を使って試すタモン
・タモンが無茶ばかりするので怒りつつも、その無謀さのおかげで今があると心の中で感謝するアーシャ
→67話へ続きます。
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