もう、殿下ってば。
30話のあらすじ
ガブリエル大神官は、神殿に入り、帝国を正したいと努力をしてきましたが、身分や家柄、財産による差別や蔑視という見えない壁に苦しんできました。
ある日、カーライルが村を視察にやってきたのですが、転んだ子供のことを気にかけることなく行ってしまいます。
そんな姿を見て、あんな人間が国を治めたら大変なことになる、なんとか阻止しなければと思っていたとき、偶然本屋で黒魔術の本を見つけたのでした。
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30話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ガブリエル大神官の動機は決して悪いものではなかったんですね。
この国を正したい、身分や財産で差別されない世の中を作りたかったのだと思います。
権力がなければ理想を実現することはできない。しかしガブリエルは身分財産もないしがない神官だったため、悪いことだとわかっていて黒魔術に手を出してしまったのか。
自分は神聖な国を作ろうとしているのだからと言い訳してますが、だからといって、無駄に争いを起こして、人の命を奪って良いことにはなりませんよね。
動機は純粋だったのに。どこで間違っちゃったのかな。
ガブリエルは魔法陣を作って、そこに奪われた生命力を捧げているようなので、これからまだ何か良くないことを起こしそうです。
一方フェルバーズでは、1ヶ月かけて投石器を燃やしたり、崩れた防柵を復旧したりしながら、アーシャたちが城に戻ってきました。
カーライルは、城を守っていたデッカーをねぎらいつつ、戦勝の宴を開かねばと言います。
以前は食べ物がなくて、そんな宴を開いたことはなかったのですが、苦労したみんなのためにと、カーライルが振る舞ってくれることになりました。
宴では、ヘイヴン騎士団とフェルバーズ軍もすっかり打ち解けて、仲良くなっているのがいいですね。
助け合って激しい戦闘を乗り切った者たちにしかわからない連帯感。このまま、お互いに敬意を持って今日量子あったら、最強の軍になりそうです。
カーライルは、アーシャと一緒にみんなの様子を見ながら、アーシャとの距離も縮まったと感じていました。
もしかして俺のことが好きになったのでは…と思ってる殿下、かわいいですね〜。
殿下の方がずっと好きみたいですけど。
ここでアーシャが急に、対価として何を望んでいるかと言い出します。
可能なものはなんでも差し上げますというアーシャ。
でもカーライルは、アーシャに対価なんて求めていないと思うのですが…。
こういうところは真面目で、融通が効かなそうですね。
・ガブリエル大神官は神聖な国を作りたくて黒魔術に手を出した
・イグラム族との戦いから1ヶ月、アーシャたちが城に戻ってきて、戦勝の宴が開かれる
・アーシャはカーライルに、対価として何を望んでいるかと聞く
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