器の大きさが違うのですよ。
58話のあらすじ
庭園を歩いていたアデルは、リオネルに呼び止められます。リオネルを見て、心臓がざわめくアデル。そして、アデルに自分のコートをかけるリオネル。
一緒に歩きながら、アデルは、いつでも補佐官を辞任していいといったのに、身勝手な頼みがあると言います。
建国記念日のパーティーに一緒に参加してほしいと、リオネルにお願いしました。
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58話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
一緒だと心強いなんて言われたら、もうリオネルは天にも昇る心地でしょうね。
早くこの二人が幸せになってほしい。
さて、アデル、リオネル、ヴァルドロ公爵、グランド公爵の4人で対策会議をしています。
エフモントを改革するには、デスポーネ公爵に退いてもらわなくてはなりません。
デスポーネ公爵の目的は帝国全域に塔の影響を及ぼし、自分が帝国の最高権力者になることでした。しかも、その事実を皇帝自身が知っているのだから、怒りを通り越して呆れるしかありません。
ブリュンヒル男爵が資料を作ってくれるというので、建国記念日のパーティーが終わったらデスポーネ公爵を討とうということになりました。
そううまく行くだろうか…
証拠を出したところで、皇帝がすんなり聞き入れるとは思えないのだけれど。
その頃、医者に診てもらっていたディアン。妊娠の症状はあるものの、ちっともお腹が膨らんできません。
まだ確定診断も下されず、あとひと月待ってくださいと言われてしまいました。
ディアンは皇后宮へ、アデルに会いに行きます。どんな魂胆で…と思ったら、妊婦の自分を見せつけに行ったんですね。
あなたが手に入れられないもんを持っている私が羨ましいでしょう?と思っているのですが、どうしてそういう思考になるのか。
アデルは、微塵も羨ましいなんて思っていないのに。
建国記念日の準備を手伝えなくてすまなかったと謝罪し、身重だから席を用意してほしいとお願いします。
皇后が怒って顔色を変えることを期待して。
しかしアデルは、顔色ひとつ変えることなく、そう思って席は用意してあるというのでした。
思い知ったか、ディアン。
皇后陛下は、そんな小さな人間ではないのだ。
しかも、見ないうちにずいぶん痩せたな、つわりがひどいのかと心配までしてくれました。においに敏感なら、ギグス夫人に言うようにと。
皇帝ですら心配してくれなかったのに、よりによって皇后が自分の心配をしてくれたことに、思わず涙が出てしまうディアンでした。
・アデルは建国記念日のパーティーに一緒に参加してほしいとリオネルにお願いする
・アデルたちは証拠の資料をもとに、デスポーネ公爵を討つ計画を立てる
・ディアンは妊婦の自分を見せつけにアデルのもとへいくも、逆に心配されてしまう
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