
リニアもかわいそうなんだな。
11話のあらすじ
ラスロが帰宅しましたが、屋敷は静まり返っています。侍女長さえも迎えに来ない状況に、本物の貴族ならありえないだろうと思うラスロ。
すると、妹にリニアが迎えに出てきました。なにやら、話があるようで、部屋までついてくるリニア。
エマソン子爵夫人のティーパーティーに招待されたのだが、何を話せばわからないから、家庭教師をつけて欲しいとリニアにいわれ、何度も家庭教師をつけているのに、みな2週間も持たずに辞めるのはなぜだと、ラスロはリニアを叱ります。
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11話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
この兄妹には、サポートしてくれる人が必要なだけですね。
ふたりとも、悪い人ではありません。
リニアも、使用人たちに、わがままお嬢様みたいに思われてしまっているけど、そうじゃない。
急に「貴族」になってしまい、なにをどうしたらいいのか、わからないだけ。
周りには、それを教えてくれる人もいないし、侍女長は頼りにならない。

お兄さんも、自分のことで手いっぱいなんでしょうね。
家庭教師の件も、辞める人たちが悪い、自分は悪くないとリニアは言い張り、イデルを跪かせたことも、話してしまいます。
するとラスロが激怒。
権力を振りかざして弱いものを踏みにじるのは、俺たちが嫌いな貴族がやることだし、本物の貴族の前ではできないくせに卑怯だとは思わないか?と。
ラスロのいうことはもっともだし、正しいと思う。

でも、リニアは今、自分ではどうしようもない状況にいることもわかってあげないと。
そうか、この状況から二人を助けるのが、イデルなんだな。
爵位はラスロが望んだわけではないから、ラスロだって困ってる。
そして、リニアがイデルに対して、失礼なことをしてしまったことにも、責任を感じています。
迷って、結局は何もしないことにしたのですが、ここの迷ってるシーン、いいな。
ラスロもリニアも、根はいい人だから、イデルのサポートで問題を解決していけたらいいなと思います。
・リニアはまた家庭教師をつけて欲しいとラスロにお願いする
・リニアがイデルを跪かせたと知り怒るラスロ
・ラスロもリニアも、いきなり貴族になって、どうすればいいかわからず困っている
→12話へ続きます。

