「問題な王子様」80話・バフォードの奇跡

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祝!シーズン3再開!

第80話のあらすじ

ビョルンとバフォードでの幸せな時間を過ごしていたエルナですが、思わぬところで現実を思い出させられてしまいました。

それは、おばあさまが新聞をとっておいたこと。シュベリン大公妃に対する誹謗中傷。こんなところで、見たくはなかった。幸せになると約束したのに、それができていないことへの罪悪感でいっぱいになりってしまいます。

その新聞を捨てに行くエルナ。ビョルンは、散歩に行こうと自分を誘っておきながら姿が見えないエルナを探していました。庭でお茶をしていたおばあさまと会い、エルナの子供の頃の話を聞きます。

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第80話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

エルナが自分の髪色を好きじゃないのは、父親と同じだからなんですね。顔はママそっくりなのに、髪色だけが違った。

それで、小さなエルナは髪色を変えたくて、日光を浴びるのです。髪色を変える方法をしつこく聞かれて、うっとうしく思ったメイドの嘘なのですが、それを信じたエルナは1日中、外で日光を浴びました。7月初旬の暑い日に。

でも髪色は変わらなかった。そりゃそうですね。それでは変わらん。

暑さに耐えられず、途中で休んだことが原因かと泣いていたそうですが、なんていじらしいのだろう……。

おばあさまにとってエルナは、あの頃の小さなエルナとなんらかわりはないのです。

おばあさまは、美しい茶色の髪に誇りを持って生きてほしいと思っている。

ここの、おばあさまがエルナについてビョルンに語るシーン、とても素敵だった。エルナへの、物静かだけれどとても深い愛が見てとれます。

さて、今日は二人で村に出かけました。お祭りが開かれているのですが、てっきり一緒に回ると思ったのに、ビョルンは仕事へ。

そういうとこだよ……ここまできて、仕事かよ。

バフォードに来てから一緒に過ごす時間が増えて、エルナは密かに「バフォードの奇跡」と名付けていたんです、この時間を。

それがやっぱり、仕事優先か。残念だビョルン。

落ち込むエルナを必死で盛り上げようとするリサ。ありがとうリサ、いつもあなたのおかげで、エルナがどれだけ救われているか。

こいつはほんとに……と思ったら、エルナに対して少しは申し訳ない気持ちがあったようで。

20分予定より早く仕事が終わったビョルンは、楽器の演奏を聞いていたエルナを見つけて、その隣に立ちました。

ここで、リサとの攻防戦がおもしろい。

「お前はもう帰れ」と表情で語るビョルンと、だらだら冷や汗を垂らしながら「いやです」という表情のリサ。

結局リサが負けるんだけど。

エルナ、少しは気持ちが晴れただろうか。

ビョルン、エルナが好きならもっと積極的に気持ちを態度に表さないとな。そろそろ愛想尽かされるぞ。

今回は、どれほどエルナを大切に育ててきたのかがわかる、おばあさまの気持ちが尊い回でした。

だからこそ、誹謗中傷にさらされているエルナが心配で心配で、つい新聞をためちゃったんでしょうね。

エルナにもプライドがあるから、心配かけたくなかった。おばあさまはエルナを心から大事にしてる。

このふたりに、これ以上傷ついてほしくないなと思います。

ビョルン、もっとがんばってくれ。

今回のストーリーのまとめ

・バフォードにきて幸せな時間を過ごしていたのに、おばあさまが溜めていた新聞を見てショックを受けるエルナ

・おばあさまは、小さい頃に自分の髪色を変えようと必死だったエルナの話をビョルンにする

・せっかく村のお祭りに行ったのに、エルナをひとりにして仕事をするビョルン

→81話へ続きます。

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