
とうとうきたーーー!!やったーーー!!
101話のあらすじ
今夏の社交界の集まりには出ないと表明したにもかかわらず、連日届く招待状を前に、ビョルンは夏の宮殿に行ったというエルナのことを考えていました。
するとフィツ夫人が、心を読んだかのように、もうすぐ戻るでしょうと言います。体調も落ち着いてきたし、心配はいらないというフィツ夫人に、大きくなったらどうしたらいいだろうかと聞くビョルン。
エルナのお腹が少しずつ出てきているのを見て、ビョルンはお腹の子が自分に似て大きかったらと、エルナの体を心配しているのでした。
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101話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
エルナのことを心配するならさ、それを言葉と態度で表すんだよ。ちゃんと伝えないと、エルナの目が死んでるじゃん。
どうしてわからんかなー。
でも、フィツ夫人からすれば、少し進歩したように見えるんでしょうね。

エルナの体を案じるビョルンを見る目は、本当に温かい。子供を見守る母の目だね。
するとそこへ、深刻な顔をしたレオニードがやってきました。
ビョルンに差し出したのは、「愛と深淵の名前」という1冊の本でした。
こんな気恥ずかしいタイトルの小説をレオニードが読むのかと思って中を開くと……著者はジェラルド・オーエンとなっていました。

きたーーー!!ようやくきたーーー!!
この日を全読者が待っていたと思いますよ。ようやく出ました、暴露本。
中身は、グレディスとやりとりした手紙、ジェラルドの日記、そして遺書。
これ以上の暴露本はありませんね。
グレディスは泣き喚いているし、兄のアレックスは出版を止められなかった責任をレチェン王室に問うとか言ってる。
出版を止めてくれと泣き喚くグレディスの、なんと醜悪なことか!
エルナをいじめた罰だね。自業自得。
しかし、ラルス国王はまだまともですね。
今回のことを、レチェン王室のせいにできないことはわかっているし、自分がグレディスを甘やかしたツケが回ってきたと思っています。
本はすでに出回っており、今さら回収したところで、この騒ぎを収めることができないのもわかっていました。
とりあえず国王は、アレックスにレチェンに行けと命じます。レチェン王室のせいにできないことは百も承知。
ただ、パフォーマンスとして、何かしなくてはならないからでした。
レチェンではどんな受け止められ方をしているんだろう?
毒キノコと馬鹿にされてきたビョルンの名誉が回復するのか。ビョルンはそんなこと、どうでもよさそうですけどね。
早くルイーゼの顔が見たい。あなたの親友がやらかしたことを知って、どう思う?
・ビョルンはお腹の子が大きかったらと、エルナの体を心配している
・レチェンで、ジェラルド・オーエンの暴露本が出版された
・ラルス王室は大混乱
→102話へ続きます。


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