
このお母さんは……。
特別外伝(2)のあらすじ
ルシオは、皇帝になっても、塔が降ってきた地域に出向くなどして、太后にいつも苦言を呈されていました。
なぜアデルを皇太女の座から引き摺り下ろしたのかわかっているのかという太后に、ルシオは、姉上の王冠を奪うよう頼んだ覚えなどないと反論します。
姉上になら喜んでこの座を渡すが、それは無理だから、今からでも息子を一人産んだら?と、太后に冷たく言い放つルシオでした。
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特別外伝(2)の感想(ネタバレ含む)&次回考察
太后が、国を守りたい一心なのはわかる。皇帝という地位が特別で、個人の感情は時に無視されるということもわかる。
でも、ちょっと、押し付けがすぎる。
アデルとは和解したけど、それはアデルが他国の貴族に嫁いだからであって、もしゴットロープにいたら、対立したままだったでしょうね。
そしてある日、ルシオが怪我をしたとの一報が入ります。それ見たことか!と太后は心配しきりですが、幸いにも女性の魔法使いがルシオを助けてくれたらしい。
その魔法使いはお腹に傷を負い、重症だとのことで、十分な補償をするようにとだけ、太后は命じました。

そうです、この女性が、セシリアです!
結婚式の場面、すごく美しい!!ちょっとしかないけどね。
当然ながら、太后は猛反対しますが、ルシオは自分の意思を貫いて、セシリアを皇后にします。
でも……ゴットロープ史上、最も身分の低い皇后。
侍女のサーシャ男爵夫人は、セリシアを見下してる。そして、フアン公爵令嬢。
この令嬢は、自分が皇后になるつもりだね。
その他取り巻きと一緒に、セシリアを見下し、あからさまに、目の前で陰口を叩く。

もう、サイテーな人たちですけど、セシリアは一人耐えている。
ルシオに言えばすぐ対処してくれるだろうけど、ルシオにこれ以上迷惑をかけられないと思い、耐えるセシリア。
いやー、これは相談すべき!
皇后を蔑ろにするってのは、ルシオを蔑ろにするのと同じ。だめだ、これを我慢したら。
耐えて解決する問題じゃない。
相談しよう、そうしよう。
これから、アデライト様ご一行がくるみたいなので、アデライト様がセシリアを救ってくれるといいんだけどなーーー。
アデルは確実にルシオの味方なので、ルシオが選んだ女性を蔑ろにしたりしないはず。
・ルシオは太后の反対を押し切って、セシリアと結婚
・セシリアは侍女やその他の貴族令嬢に見下されている
・ルシオに迷惑をかけたくなくて、いびりに耐え続けるセシリア
→特別外伝(3)へ続きます。


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