
傷は深いのよ。
48話のあらすじ
貴族の間でアリアナの養育権裁判の話は瞬く間に広がり、民衆の間でも演劇の題材などで取り上げられました。アリアナたちは首都の喧騒を離れ、晩餐を楽しんでいます。
もともと東領と北領は仲が良かったのですが、十数年前の戦争の時、サイラスの両親が命を落とし、ラッセルは皇帝に謹慎を命じられてしまったため、幼いサイラスを助けることができませんでした。
それなのに今回、サイラスがアリアナを助けてくれたその感謝の気持ちをどう表現すればいいのかと迷うラッセル。とはいえ、サイラスとアリアナの距離感にもやっとしたものを感じます。
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「気高く浅はかな貴方へ」48話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ラッセルはすっかりお父さんの顔ですね。
サイラスが一番大変だった時に手を差し伸べてあげることができなかった。
だからサイラスが北諸侯に帰り咲いた時もお祝いの手紙とか送ったけど、返事は来なかった。まあ、それは当然でしょう。
でも今回、サイラスは自分の意思でアリアナを助けてくれた。そのことに関して、やっぱりお父さんとして感謝をしたいんですよね。
だけど、サイラスとアリアナの距離が近いというか、サイラスがアリアナに言い寄っているようにしか見えないから、お父さんとしては心中穏やかではないのでしょう。

当の本人のアリアナは、なんでパパがサイラスを警戒しているのか、全くわかってないんですけどね。
おばあさまは、これをちゃんとわかってるね。サイラスとアリアナが二人きりになるようにしてる。
おばあさまは、サイラスにとっても実のおばあさまのようです。
両親と一緒に北領を訪問すると、いつも可愛がってくれたみたいですね。ちびサイラスもすごく可愛いです。
北領の人って本当にみんな温かくて。だから、ちょっと心配なんだけれども。騙されないかって。

でも、この温かさでサイラスとアリアナの心が溶けていくといいなあと思います。
サイラスはまだ両親の仇を討たなきゃいけないし、アリアナの復讐も終わっていないから、二人が打ち解けて幸せになるには時間がかかるだろうけど、それを家族の愛情で温かく包み込んであげたら……。
アリアナは、まだ人が信じられない。お父さんやおじいさま、おばあさまが良い人だと分かっても、それでもまだ心を開けない。
前世の傷は深いんですよね。
前世の話をすることはまだできないんだろうけど、ただ、このアリアナの傷はサイラスが包み込んでくれると信じています。
・アリアナたちは首都から少し離れたところで食事を楽しんでいる
・サイラスがアリアナに近づくと、ラッセルがめちゃめちゃ警戒する
・アリアナが家族に心を開けず、自分を粗末に扱うので、サイラスは少し苛立っている
→49話へ続きます。

