目立つとどうしても妬まれるんだよな。
10〜11話のあらすじ
リナリーはディランを救ったことで、学園で注目を浴びる存在になっていました。静かに過ごしたかったのに、アグニとともに「剣魔対抗戦」にも選抜されます。
「剣魔対抗戦」とはフォルティス学院を含む4つの学院から選抜されたメンバーが戦う、年に一度の大きな大会です。優勝すれば皇族直属の近衛団に入れるという名誉ある大会でした。
お互いベストを尽くそうと喜ぶ二人を、数人の生徒が影から苦々しい思いで眺めていました。
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→「かたわれ令嬢が男装する理由」はブックライブでも読める!10〜11話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
嫌な予感しかしない。
リナリーは女性だとバレてはいけないから、できるだけ静かに過ごそうとしているのに、どうしてこう目立っちゃうかな。
目立てば、いらぬ敵を作る。
毒殺未遂事件の犯人もまだ見つかってないので、油断はできません。
アグニと一緒に着替えるわけにはいかなかったので、忘れ物を取るという口実で、いったん更衣室に戻るリナリー。
しかしそのとき、何者かに捕まってしまいます。
どうみても怪しいゴロツキたち。生徒ではありません。
いくらリナリーが剣で強くても、いきなり後ろから羽交い締めにされてしまったら、手も足も出ない。
これはまずい。
せっかく選抜メンバーになったのに、ケガをするのもだめだし、女性だとバレるのも困る。
たぶん、リナリーの存在を疎ましく思った誰かが、人を雇って痛めつけようとしているのでしょう。
時間になっても練習場に姿を表さないリナリー。更衣室の前にはリナリーの剣が落ちていたので、何かあったのだと心配し、アグニだけでなくファシアスのメンバーもあちこち探します。
そのころリナリーは、後ろ手に縛られていましたが、どうにか反撃して助けてと叫びます。足を掴まれ、折られそうになったとき、ディランが助けに来ました。
ディラン、めっちゃ怒ってます。
最初はリナリーにあんな意地悪してたのに、いつの間にか大のお気に入りになってしまったか。
でもよかった、大怪我させられる前で。
やはり、リナリーを大会に出したくない誰かが、人を雇って襲わせたようです。
早く逮捕してほしい。
・リナリーはアグニと共に「剣魔対抗戦」の選抜メンバーに
・着替えようと更衣室に行こうとしたところで何者かに拉致されるリナリー
・足を折られそうになっていたところにディランが助けに来る