「生き残った王女の笑顔の裏には」36話・壊れていく父の姿

お父さん、なにしてんだよ……。

36話のあらすじ

夜遅くにやってきたラカネに、要件だけをいえというエイリック。ラカネは、両親は貪欲で無能、父は王に認められないと、いつも反感を抱いていたといいます。

ことの始まりは、カーライル伯爵夫人がラカネの母をそそのかしたことで、少し考えれば王の差金だということはわかるのに、深く考えずにこのようなことを起こしてしまったのだと。

慈悲を乞いにきたというラカネに、今回のことがラカネの望みではなかったことはわかると、エイリックは一定の理解を示します。

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36話の感想（ネタバレ含む）＆次回考察

ラカネの気持ちはわかったけれど、クラドニエとしてはクリスピンに責任を問うしかない。そうしなければ、王に問うことになってしまうから。

ここでエイリックは、ラカネを切り捨てるのではなくて、手を組む方法を模索します。これはけっこうな賭けですね。

もしかしたら、裏切られるかもしれないのに。

エイリックは、今回は貴族の些細な争い事としておさめ、いい感じの賠償金を請求するからといってました。

管理人

真の敵はクリスピンではなく王だから、クリスピンをつぶしても意味がないですもんね。

しかもラカネが反省して赦しを乞うているのだから、これはうまく使わなければ。

お父さんの愛人の件ですが、クリスピンがそもそも手を回したのではなくて、話が終わっている状態で引き継ぎ、今は監視だけしているようです。

その監視の人間から、愛人を探って情報をもってこいというエイリック。

するとそこに、エイリックのお父さんが帰宅。ラカネがきていたので、いまさら密会か？とかなり的外れなことを言っています。

マレカ夫人のことがあって、すぐに帰ってこいと連絡をしているのに、今頃帰ってきてこれですよ。

しかも、騎士団の仕事を放置して、当主の座をエンバーリックに取られると言い出すんですけど、それはあなたでしょ？とエイリックに反論される。

当主の座を狙っている自分にチャンスを与えているではないかと。

管理人

エイリックが当主になった方が、断然いいでしょうね。

自分の浮気相手も、エイリックとラカネの結婚も、全て王の差金。そんなことも知らずに、この歳になったら愛人の一人や二人いて当然だみたいなことを言っている、馬鹿親父です。

エイリックが小さかった頃は、お父さんも立派な人だったみたいですけど、いつからこんなふうになってしまったのでしょう。

管理人

もう一人の当主であるお母さんに謝罪しろとエイリックに言われる始末。

イカれた女も妻だからとかばうようなお前には理解できないだろうが、お母さんが優秀で、自分が見下されていた、その気持ちがわかるかって、わからんし、わかりたいとも思わないだろうね、エイリックは。

女性を自分よりも下に見ているから、自分よりも優秀だと我慢できないんでしょうね。

漫画の世界も現実も同じだな。

反面教師で、エイリックがこんなに優秀になったのか。

しかし、王は狂っていると思うけど、これだけ人を操って、思い通りにつぶしていくってのは、すごい策士？

その頭を、ぜひ他のことに使ってほしいと思います。

→37話へ続きます。

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