皇帝、ひどすぎんか。
1〜3話のあらすじ
皇帝の命令により、選んだ相手は誰であろうと結婚できる選択権を与えるといわれて愕然とするアーシャ。父のアミール・フェルバーズは偉大な騎士で、約30年前に危機に陥った皇太子を救った帝国軍の英雄でした。
しかし嫉妬した皇太子はアミールを北部へ追放、何ら支援を受けることもできず、必死に戦いアミールは命を落とします。それがアーシャの父でした。兄たちも戦士する中、アーシャは跡を継いで、ついに戦争に勝利します。
アーシャは、かつて皇太子が約束した、「ルアー族を完全に追い出したら必ず褒美を授ける」という出征命令書を持って皇宮へ向かいます。
1〜3話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
のっけからひどい展開。大勢の前でアーシャを侮辱するクソ皇帝。しかし、何を言われてもフェルバーズの領民のためと思ってこらえるアーシャでした。
もし自分が選んだ相手が結婚を望まない場合どうするのかと聞くと、皇帝の命令に逆らったことになるから、その家門から皇室とアーシャに慰謝料を払うと言います。
絶対に戦勝の報奨金を払う気のない皇帝。それならと、絶対に結婚に応じないであろう、カーライル・ヘイヴン公爵を選びました。
カーライルは皇帝の愛人に手を出したという理由で、4日前に廃位されていました。廃位されたとはいえ元皇太子。結婚になど応じるはずはないと思ったので、アーシャは慰謝料をもらうつもりで指名したのでした。
しかし、カーライルは意外なことに結婚をOK。
いやいや、アーシャが今必要なのは夫じゃなくてお金!
どうやらカーライルは皇太子の位を取り戻そうとしているようで、3年間帝国のために奉仕したら復位できるという条件を満たそうと、フェルバーズを利用しようとしているようです。
3年経ったら離婚だというので、とりあえず契約書を作成してくださいというアーシャでした。
なんと、カーライルに愛人の部屋に入り込んだという濡れ衣を着せたのは現皇后。自分の息子である第二皇子・マティアスを皇太子にするためでした。
自分の勢力を育てるには、治外法権であるフェルバーズがぴったりだと思ったカーライル。側近のリオネル・ベイリーは、アーシャがどんな女だかわからないので反対だと言いますが、カーライルはアーシャにあったことがあると言います。
実は廃位された後、お忍びで街を歩いていた時に強盗に絡まれたのですが、助けに入ったのがアーシャでした。
助けてもらったお礼をしたいというと、アーシャたちはシャワーを浴びられる安い宿を紹介してほしいと。お金がないアーシャたちは、泊まるところがなくて困っていたみたい。
女性なのにめっちゃ強くて、カーライルも驚いてましたね。
そんな様子を見ていたので、カーライルはアーシャが自分たちを裏切ることはないだろうし、皇太子妃の座に欲を出すこともない最高の結婚相手だと思っています。
とりあえず、1日でも早くフェルバースへ帰りたいアーシャ。
結婚式はとりあえず簡略なもので進められます。
・アーシャ・フェルバース辺境伯は戦勝の褒美をもらうために皇宮へくるが、与えられたのは結婚相手の選択権だった
・断られると思ってカーライル元皇太子を選ぶが、意外にも受け入れられてしまった
・カーライルは治外法権であるフェルバースで自分の勢力を育てるつもりだった
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