いつになったら好きって言うかな。
32〜33話のあらすじ
国王陛下は日に日に体調が良くなり、いよいよフランツと対面する日がやってきました。今夜は、担当医師が娘の出産で不在、今夜会わなければ次はいつ会えるかわかりません。
ユディットは侍従の服を準備してフランツを迎えに行き、支度を手伝いますが、国王が目覚めたことを知らなかったフランツは、君はいつも俺には何も話してくれないと言います。
その言葉に、フランツの気持ちを考えずにことを進めてしまったと思い、一度だけでいいから私を信じてほしいと懇願します。
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32〜33話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
フランツは、ユディットを信じてます。でも、大事なことを共有できなかったことが寂しいんだと思います。
ユディットがことを進めるために、バソロミュと二人で話したりしていたことも、フランツはなんの話をしているか分からないから、モヤモヤしていたのでしょう。
だから、「君にとって俺はなんだ?」という問いかけになったのだと思います。
自分が信頼するのと同じくらい、ユディットにも信頼して欲しかったし、夫として見て欲しかったのでしょうね。
フランツは、ようやく国王陛下と対面。何年振りなんだろう。
涙を流しながらも、フランツの頭に浮かぶのはユディットなんですよ。
ユディットがこれまでどれほど自分のために動いてくれたのか、この瞬間に身を持ってよくわかったという、大事な回ですね。
国王陛下の目覚めをどこで表に出すかはわからないけど、少なくともフランツ派の強い心の支えになるはず。
さて、庭園でフランツを待っていたユディット、うっかり寝てしまい、悪夢を見ていました。
フランツが来ても混乱して泣いているから、フランツもびっくり。でもしっかりと、落ち着かせてくれました。
ユディットは、フランツの気持ちが自分から離れてしまうのが怖いと言います。フランツは、自分がユディットを守ってあげられる自信がないことが怖い。
お互い、大切に思い合ってるじゃない。
ユディットは、フランツのためならなんでもできるといい、フランツは自分が帝国にいる間、無事でいてほしいとユディットに言います。
好きだとか愛してるといった言葉ではないけれど、お互いの気持ちを確かめ合った夜になりましたね。
ユディットはフランツを元通りにして、周りの人たちみんなで幸せになりたい。復讐ももちろんしたいけど、みんなで幸せになることが何より大事ですからね。
そしてフランツも、ユディットへの気持ちが大きくなってきていると思います。
まだウキウキした恋愛関係ではないけれど、それは帝国から帰ってきて王太子になってからでも。
ふたりがゆっくりと愛を育んでいけたらいいな。
・フランツが国王と対面
・フランツは君はいつも俺に何も言ってくれないというが、ユディットのことは信頼している
・ユディットはフランツが帝国にいる間、無事でいることを約束する
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