お父さん、だめだわ……。
30〜31話のあらすじ
国王が目覚め、ユディットは簡単に自己紹介をしながら、寝たふりをしてほしいと頼みます。まだ国王が目覚めたことを知られてはならないからです。
そして、陛下が飲まされていたのは意識を失う薬草「ピプノアの手」だと話すと、国王は引き出しにの中にあるものを持ってきてくれとユディットに頼みました。
それは、国王自ら描いた、エメレア王妃の肖像画でした。国王は、医師がまともな薬を処方していないことを知りつつ、妻がいなくなった世界でもう起きていたくないと、諦めてしまっていたのです。
→「復讐の杯をその手に」のつづきはebookjapanで!※タイマー無料でお得に読める!PayPayも使えます。
30〜31話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
お父さん、あなた、息子がいるじゃない!
奥さん亡くなってショックなのはわかるけど、息子を守らないといけないじゃない!
薬盛られてるのをわかっていて、現実逃避するなんて。しかもあなた、国王じゃない!
後妻に好き勝手させて眠りっぱなしって、ちょっと責任感なさすぎよ。
目覚めてもなお、疲れたとか、もう何もしたくないとかたわごとをぬかす国王を、ユディットはフランツを助けてくれと必死に説得。
デラルカ帝国のアカデミーに入れたいとお願いします。
お父さん、王妃の勢力を甘く見てはいけないとか言ってる場合じゃない、息子を助けないと!!
もっと強くなってほしいですね、国王なんだから。
さて、現王妃&バカ息子クロルド。
王子妃をどうするかで揉めてますが、結局王妃が決めるみたい。
王子妃には、適度に冴えなくて、大口を叩かない女がいい。
権力欲しさに近づいてくるような奴は嫌だってことですね。
そこで目をつけられたのが、王妃の侍女マルギータの娘です。
あんなクソ王子の妃なんて、ちょっとかわいそうだな。いや、かなりかわいそうだな。
さて、ユディットはベルジ公爵に、国王のことを報告しつつ、フランツの留学の手続きをお願いします。
その間に、陛下とフランツを合わせる算段もしないといけないし、色々大変だけれど、ユディットがんばってほしい。
ベルジ公爵は薬の事実を知って憤っていましたが、今はまだ動く時じゃないというユディットが正しいと思います。
あの狡猾な王妃のことですから、万が一バレた時の対処も考えているはず。
下手に動いたら、ベルジ公爵家も潰されてしまいます。
ここは慎重に。
でも、フランツが帝国に行きたくないって言ったら、どうするんだろう。
ユディットは何がなんでも説得するって言ってるけど、元気になりつつあるとはいえ、フランツは豆腐のメンタル。
大丈夫かな。
クロルドをぼっこぼこにするくらいの強さを、元々持っていると信じるしかないか。
・国王は薬を盛られていることを知りつつ、王妃が亡くなったことを受けれ入れられずに現実から逃げた
・フランツを帝国に留学させるために奔走するユディット
・現王妃はクロルドの妃に、侍女マルギータの娘を選ぶ
コメントを残す