テリオスが、急に小物に見えてきた。
36話のあらすじ
ディア様の登場で、急に表情が柔らかくなった国王陛下。どうやら以前から、テリオスの件をディア様が陛下に報告していたようで、今後のことも含めてすでに話し合っていたのです。
いま国は二分されている。密書を理由にテリオスを廃嫡しても、国が荒れてしまえば少なからず血が流れるだろう。
それを防ぐために、別の女と結婚しないかという国王。テリオスの後ろ盾であるカヴァラ公爵家の娘と結婚すれば、派閥筆頭貴族の反発がないというのですが、その言葉を聞いてアステールは怒りに震えます。
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36話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
王妃はカヴァラ家からもらい、フィーリは愛妾にすればいいといわれて、アステールがキレた。
フィーリを犠牲にするくらいなら内乱を選ぶ、これからテリオスを切りに行くというアステールを、フィーリは必死に止めます。
あなたのそばにいられるなら立場なんてどうでもいいと。
ここで止めないと、アステールは本当にテリオスを切りに行ったでしょうね。
と思ったら、そのテリオスが入ってきた!!
陛下は、お前は呼んでねえぞといいますが、テリオスはなんと、陛下の近衛や側近まで引き連れていました。
アリシャの生命力を使って「魅了」のアーティファクトを強化し、大勢を従えることに成功していたのです。
では、国王に逆らおうとしているのかというとそうではなさそうで、戦神のように神々しかった父上に戦争をやめさせたのは、ディア様とギルバートだと。
本当は戦争がしたいはずだから、自分の「支配」の力を使えば、より多くの戦争が起こせる。そうすれば、自分の方がアステールより素晴らしいと思ってくれるだろう。
そんな話を聞いていたフィーリは、父親に愛されたかったかわいそうな人だとテリオスに言いました。
そうか、パパに大事にされていないと思って、そしてパパが戦争好きだと思って、戦争を起こせば自分のことを可愛がってもらえると思ったのか。
たしかに、可哀想な人ですね。
愛されたいと思うのは自然なことだし、幼少期に何があったのかわからないけど、パパの愛情を欲するのは子供なら誰でもあるだろうね。
でも、だからといって戦争を起こすってのは発想が極端すぎるな。
前世でも、こんな理由でアーティファクトを集めていたんだろうか。
自分がこの世を支配するんじゃなくて、パパにこっちを向いて欲しかったのだとは……。
王の器ではないね。
・テリオスを廃嫡しても反発がないように、カヴァラ公爵家から妃をもらえという国王
・フィーリを犠牲にするくらいなら内乱を選ぶというアステールを、フィーリは必死で止める
・テリオスは、「支配」の力で戦争を起こせば自分がアステールよりも評価されると思っている
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