キリアン、早くリエターの元へ!
196話のあらすじ
皇帝は危篤で、治癒の司祭が必死でその命を繋いでいる状態でした。ヒルステッドは、自分が本物の皇太子であることを父に話したいというものの、皇帝が目を覚ます気配はありません。
今夜が山だからそばで見守るようにという皇妃。愛する長男が来たと知れば、意識が戻るかもしれないと言います。
しかしキリアンは、安定しているようだから私は下がると、その場を去ろうとします。すると皇妃は、皇帝は正気を取り戻すたびにキリアンを探していたというのですが……。
→「赤い瞳の廃皇子」のつづきはebookjapanで!※タイマー無料でお得に読める!PayPayも使えます
196話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
皇妃はなにをしようとしているんだろうなあ。
目が覚めたとき、息子を●した長男が大切な末っ子のそばにいるのはよくないだろうといって、キリアンはその場を立ち去ります。
この時の、静かな、それでいて火花がばちばちするような皇妃とキリアンの攻防戦。
ヒルステッドは当然母親の味方なんだけど、キリアンに対しても何か感じるものがあったようで、無礼を責めながらも自分の胸を抉られるような気分になっている。
お母さんが何をしているのかは、きっと知らないんだな。
キリアンのお母さんが何をされたのか。どうしてキリアンが他の皇子を●したのか。
それを知っていたら、母に対して無礼だなんて思えないはず。
その頃リエターは、中央寺院の祈祷室に空間移動していました。
どうやら、モルビドゥスが移動させたらしい。リエターを助けようと、寺院の窓に張り付いてイライラしてる。
そうか、寺院の中には入れないんだな。
祈祷室にいたのはロップという盲目の司祭で、目の前にいるのがリエターだということはわかっていません。
大祈祷の儀式があるということを聞いてやってきた、信徒の一人だと思っているみたい。
この司祭はラジオネル枢機卿のことをメシアだといい、その力を盲信しているようです。
どうしてそんなことができるのか……と疑問を呈するリエターに、それなら「この下」に来てみるかという司祭。
地下で大祈祷の準備をしているようなのですが行っちゃいけない気がする。
モルビドゥスは外にいるし、このまま行ったらまずい気がする。
キリアン、早く助けに来てくれ。
・皇妃とキリアンの攻防戦
・リエターは中央寺院へ空間移動させられていた
・盲目の司祭がリエターを「下」へ案内しようとする
→197話へ続きます。
コメントを残す