「赤い瞳の廃皇子」175話・忘れられない(3)

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とうとう…!!

175話のあらすじ

モルビドゥスはエクシタウスを追いますが、逃してしまいます。人間界で実態を維持するためにはかなりの力を消耗するはずで、普段ならモルビドゥスの追撃から逃れられないのに、このスピードで逃げたということは、どこからか力の供給を得ているのだろうとモルビドゥスはいいます。

どうやら人間の契約者を見つけたようで、それは皇妃だろうといことで意見が一致。

青い地で作った魔法陣が、かなりの規模で邪気を隠しているというモルビドゥスに、司祭は首都にそんなものがあるはずないと反論しますが…

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175話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

あるんだな、それが。

司祭が必死に否定するも、モルビドゥスはそんなことどうでもよくて、皇妃をなんとかしないのか?とキリアンに聞きます。

たしかに。モルビドゥスにとって大事なのはリエターであって、人間の事情などどうでもいいのですから。

キリアンが、リエターの記憶を取り戻す方法をメルデスに聞くと、魔法を使ったやつを消すか、そいつに解いてくれと頼むのが確実だといわれます。

リエターは一度記憶の封印を解いたことがあるのですが、それはまだリエターの祈祷能力が弱かったからできたことだとタニア聖女がいいます。

今は無理。

管理人
管理人

つまり、皇妃をどうにかしないといけないってことですね。

本当は●しちゃいたいだろうけど、そう簡単なことでもない。

魔法の象徴物がある場合、皇妃を●しても解けないことがあるらしい。

これは悩ましいところ。

メルデスがいうように、リエターは辛い記憶をなくして元気になったのだから、それでいいじゃないか?という意見もあるでしょう。

しかし、キリアンはそんなことを望んでいないのです。

リエター自身は、何も忘れてない、私が最も愛している人はあなただといいますが、そうでないことはこの現実が物語っている。

リエターがキリアンを愛しているのはほんと。でも、アデルは別格。

管理人
管理人

リエターにとって子供以上に大事なものなんてないですからね。

あー、今回はようやくキリアンとリエターがむすばれたというのに、全然喜べない。

だってリエターは、雪だるまを3つ作ってた。無意識のうちに涙を流しながら。

よかった、忘れてない。忘れるはずがない。

キリアンは、リエターが悲しみから抜け出すことを願っていたけど、こんな形ではありませんでした。

アデルのことを忘れたからといって、リエターが幸せになれるはずがないことは、キリアンが一番よくわかってるし、悲しみも含めてリエターのことを愛しているから。

アデルはもしかしたらもうこの世にいないのかもしれないけれど、いや、ほんとはどこかで生きていると信じたいけど、いずれにしてもどこでどうなったのかを知ることが大事で、記憶から消せば幸せになれるわけじゃない。

でもリエターは忘れてないみたいだから、どうにかして記憶を取り戻せるかな。

今回のストーリーのまとめ

・モルビドゥスがエクシタウスを取り逃し、人間と契約しているらしいことがわかる

・皇妃のしわざだろうと意見が一致

・リエターは心の奥でアデルのことを覚えている

→176話へ続きます。

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