よかった、生きてて。
30話のあらすじ
あなたに私が味わった地獄を見せてあげると言いながら、セルビアはエニャを穴に突き落としました。
タルハンも危ない目に遭っているはずなのに、自分も穴から出られない。絶望的な気持ちで気を失ってしまったエニャに、全身包帯に覆われた男が近づいてきました。
その穴の中には他にも、包帯を巻いた人、腕がない人などがいました。
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30話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
エニャが目を覚ますと、怪我の治療がされていました。
ここはハンセン病の洞(ほら)だと、包帯の男が説明します。
最近アギレアを襲ったあの病で、その患者たちが集まって暮らしているのだとか。
その包帯の男は、全員の代弁者だと言います。
いきなりそんなことを言われても、混乱しますね。
なにがなんだかわからないと、エニャは戸惑っているだけだったのですが、シランダという、腕のない女性がつっかかってきます。
いるな〜、こういう人。
まだ何も言ってない、何もしてないのに、悪意を持って突っかかってくる人。
病気がそうさせているのかもしれないけど、好きになれない。
で、エニャを洞に連れて行ったこの包帯男は、セルビアの長男セヌでした。
そういえば、セルビアの長男はジェペルナ戦争で亡くしたといってなかったか?
亡くしたって意味は、そういうことだったの?
病気になったから恥ずかしくて洞穴に閉じ込めたってことなら、セルビアはどこまで鬼畜なんだ。
地獄を見せてやるって言ってたけど、見せてどうするつもりなんだろう。
病気の息子を恥に思うって……この人たちの助けを借りて、エニャが助かり、この人たちのこともちゃんと治療してあげるっていう流れだといいな。
・エニャが落とされた穴にはハンセン病の患者が住んでいる洞とつながっていた
・そこに住んでいたのは全身包帯を巻いたセルビアの長男セヌたち
・戦争で亡くなったと思っていたのにこの洞穴に閉じ込められていた
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