ナディアは純粋すぎる。
29〜30話のあらすじ
ナディアが誘拐されると勘違いしてしまったと謝罪するルーク。それを止めに入ろうとしたナディアでしたが……気がつくと、自分の寝室にいました。
なぜかナディアは、今までのことが夢だと思っています。ルークは昨晩のことを説明するのですが、自分を監視していたのか、自分のことを信じられなかったのかというナディアの表情を見て、とにかく心配だったのだと話すルーク。
最初はナディアの安全を確認するだけのつもりだったけれど、近くにいたらどうしても会いたくなってしまったというルークに、ナディアは理解を示します。
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29〜30話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
まあ、結果としてルークが暴走したようになってしまいましたが、元はと言えばランカスター家がナディアを連れ去ろうとしたことが問題なので、とりあえず一件落着になってよかったです。
ナディアがふとテーブルの上を見ると、ミリオン子爵家からの手紙が来ていることに気づきます。
ミリオン家とは、ナディアの幼馴染がいる家ですね。
ナディアが友達に会いに行くならと、自分は自分の用事を済ませようと思うルーク。
どうやらルークは、市内を回って買い物をしまくっていました。途中、皇太子レナード行きつけの店で、皇太子と出くわします。
するとその店には、皇太子のほかに、皇女セリアもいました。
セリアはその店にルークがいると知り、帰ろうとします。なぜなら彼女は、以前ルークと婚約させられそうになり、こんな奴と婚約なんて絶対嫌だと断った過去があったからです。
しかしルークはひげをそり、以前とは全く違う印象になっていました。
どうやらこの皇女、ルークに惚れましたね。今さら迷惑な。
その頃、ナディアはジェイムスに返事を書いていました。
ここで、過去の回想。レイナはほんとはナディアが嫌いだったんだ。
レイナとの仲が悪くなったきっかけは、レイナの誕生日にナディアが同じドレスを着て行ったからなのですが、街で買い物をしていたときに、自分がプレゼントするから誕生日パーティーで同じドレスを着ようとレイナに提案したのです。
しかし、どこぞの男と話に夢中になっていたレイナは、お任せするわと生返事をするんです。
で、パーティー当日。自分と同じドレスを着てきたナディアを激しくなじるレイナ。
実はナディアの誕生日パーティーには、レイナが同じことをしていたんです。わざとナディアと似たドレスを着ていて。
しかしナディアは、それが嫌がらせだってことに気づいていなかったんですね。
純粋ってのは時に罪……。
たぶん、小さい頃からレイナはナディアに嫉妬していたのだと思います。家の格の違いもあるし、ナディアはその天真爛漫さでみんなに可愛がられる子だったと思うので、レイナなりのいろいろな思いがあって、純粋な幼馴染ではなかったのでしょう。
そして過去のことを思い出して悩んでいたナディアのもとに、ジェイムスが会いにきました。そして、ナディアを連れ出してしまいます。
うーん、ここがナディアの気をつけないといけないところ。
一応、既婚者なので、安易に男性と出かけちゃだめ。公爵夫人なのだから。
自分の立場をもっとわきまえないといけないでしょう。しかも、相手は子爵です。格が違い過ぎます。
結婚したのだから、もっと家門の格を考えないと。
このジェイムスは、昔はナディアのことを小馬鹿にしてた気がするけど、今は好きなのかしら?
既婚者、それも公爵夫人を連れ出すとか、常識では考えられない気がします。
ミリオン子爵きょうだいは、まったく好きになれませんね。
・ルークは自分の行動を説明してナディアに謝罪
・ルークが街に買い物に出ると皇太子と皇女に会う
・ジェイムスがナディアに会いにきて、そのまま街に連れ出してしまう
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