「赤い瞳の廃皇子」187話・最後の冬(6)

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どろどろした状況の中でもキリアンはかっこいい。

187話のあらすじ

キリアンは復位を断り、次期教皇として有力だったラジオネル枢機卿が皇妃を支持したこともあり、皇妃の権力は決定的となりました。

しかし、皇妃が権力を手にしたいのは、キリアンに復讐したいためという理由であったとして、枢機卿が皇妃と結託する理由がわかりません。

ひとつは、お金です。金の亡者と呼ばれるタニア聖女とも比べ物にならないほどの巨万の富を築いています。そしてもうひとつは……。

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187話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

不死の研究かあ。神に仕える身でありながら、自らが神になろうとする行為。

高位貴族が枢機卿の望みをなんでも聞き、パトロンである皇妃を支持する理由が、不死。

どこの金持ちも、一緒ですね。不老不死。そんなに魅力なんだろうか。

ラジオネル枢機卿が、一部の貴族の前で死んだ人を生き返らせるところを見せたらしい。

で、それを一般化するためには、枢機卿が教皇にならないといけないようで、だから皇妃と結託したんですかね。

お金も必要、そして、教皇になるために貴族からの支持が必要。

管理人
管理人

なんでそんなことができるようになったのか、まだ詳しいことはわからないみたいですが、確実に何かある。

おそらく、ラメンタの王冠を返す時、大祈祷の儀式があるので、そのときにリエターと枢機卿が対面することになるだろうと。

ここで何か起きそうですね。

ラメンタの王冠は、神性と魔性を同時に持った「魔の聖物」で、かなり危険な代物なのだとか。

皇宮に移送するだけでも9回の大祈祷の儀式が必要だったらしい。

魔の聖物が主人と認めた者しか、さわれない。魔の聖物を元に戻せるかどうかは、この主人次第。

管理人
管理人

つまり、リエターか。

皇妃を片付ける前に、まずは聖物&教皇対策。

ベアトリーチェ皇女は、当然リエターを後継者として認めていたはずなので、問題はないと思うけれど、枢機卿がすんなり王冠を返すとも思えない。

王女様は?おまえ教皇じゃないし?みたいな、教皇とキリアンのやりとり、ばちばちな感じでした。

で、その教皇が生き返らせたのが、アデルだったりして。

今回のストーリーのまとめ

・次期教皇とされるラジオネル枢機卿が不死の実験をしているらしい

・どうやら成功したらしい

・キリアン  VSラジオネル枢機卿

→188話へ続きます。

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