アーシャ様、素晴らしい領主です。
10話のあらすじ
ガブリエル大神官は、チャド帝国をエラヘ律法に基づき統治する神聖帝国を建てることが、マティアスを支持する条件だと言います。
皇后はその場で返事ができず、考える時間が欲しいと言いました。
フェルバーズはいつしか夏になりました。アーシャは農地の活性化に忙しく、復興も順調に進んでいるようですが、リオネルは自分たちが連れてきた使用人たちの態度が気になっていると言います。
10話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
カーライル、なんだかんだいってアーシャをすごく観察していますね。
タネが届いたときは感激しているようだったというと、あの表情を見て見分けがつくのか?とリオネルが驚いていました。
たしかに無表情に見えるけれど、ちゃんと喜んでましたから。よく見ているカーライルにはわかったのでしょう。
使用人たちの件ですが、カーライルは特に問題ないはずだというので、リオネルは自分が気にしておけばいいかと思っていました。
しかしやはり、問題が起きます。
首都からきた使用人たちは、皇太子の使用人だというプライドがあるのでしょう。
メイドでも上下関係がある、アーシャのメイドのニナに向かって、自分の前を横切ったと難癖をつけてきます。
そして、領主があんなだから下の人間も低俗なのだと、アーシャを侮辱しました。
ニナは悔しくて仕方ありません。
そうですよね。
フェルバーズの人にとって、アーシャは戦争を終わらせてくれた英雄です。そして、常に領民のことを考えてくれる良い領主です。
それなのに、あんなことを言われてと涙を流します。ちょうどメイド長が通りかかったので、今の話をしますが、こんなときだからこそ自分たちがしっかりしなくてはいけないとメイド長に言われます。
メイド長はデッカーに話をしに行きました。カーライルのメイドがアーシャを侮辱している、ニナだけでなく何人も私のところに話をしにきていると。
そうだろうなと思いましたよ。プライドだけは高そうですからね、みんな。
デッカーは、この話をアーシャに伝えることにします。そして、アーシャはカーライルに話をしに行きました。
カーライルのメイドがこちらのメイドに難癖をつけているから、問題が起きないように使用人の管理をしっかりしてほしいと。
自分のことを侮辱されたときは何も言わなかったのに…と思うカーライル。
するとアーシャはリオネルに契約書を持って来させ、「フェルバーズの領民を尊重すること」と書かれていると指摘します。
自分は馬鹿にされても構わないけれど、フェルバーズの人々にそのようなことをしてはならないと告げました。
そうですよね〜。
アーシャのこういうところ、大好き。
だから領民たちに慕われているのだと思います。
もし自分がその警告を聞き入れないとしたら?とカーライルが聞くと、失うものがない人間ほど怖いものはないから気を杖けた方がいいと言います。
カーライルは、聞き入れないつもりはなかったと思いますが、アーシャを試したのではないでしょうか。こう言ったら、どんな反応をするかって。
結局カーライルは、使用人たちを集めることにします。
・リオネルは自分たちが連れてきた使用人の態度が気になっていた
・カーライルのメイドがアーシャのメイドを馬鹿にし、アーシャのことも侮辱する
・アーシャは、フェルバーズの人たちを馬鹿にすることは許さないとカーライルに警告
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