
皇后陛下が怒るのも当然。
30話のあらすじ
ヴァルドロ邸に来た翌日、アデルは貧困街を視察したいと言います。リオネルの案内で貧民街へ行くと、そこは地獄のような場所でした。
トイレも水道施設もなく、死体を焼く匂いが充満する場所。そんな貧困街が10箇所、小さいものは数え切れないほどあるといいます。
アデルは、この様子を知っていて何もしないのは人ではない、この国の貴族たちはどうなっているのかと怒りをあらわにするのでした。
→30話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
八つ当たりをしてしまった…とアデルは反省していましたが、リオネルははっきり怒ってくれるような人を待っていたんですね。
だからなんでも協力すると申し出ます。きっと皇帝はアデルが何をしようと反対してくるだろうし。

管理人
心強い。
皇后陛下は常に為政者として何をすべき考えている人なんでしょう。皇太女だったから。
きちんと帝王学を学んできた人と、男だからっていう理由だけで小さい頃に帝位につかされて操り人形になってる皇帝とは、器の大きさが違うのだよ。
さて皇宮では、愛人が象牙殿から出て皇帝宮の一室へ。自身の転落ぶりにがまんがならない愛人は、皇帝に会いに行きますが、ああ、言ってはいけないひとこと。
「皇后陛下はヴァルドロ公家にいらっしゃるはずです」

管理人
わかってるっつーの、皇帝も。だからイライラしてんの!
火に油を注ぎに来たわけですね、愛人が。
この人、本当に頭良くないな。
まあそれで、愛人が寵愛を失って転落していくのはおもしろいけれども。
今回のストーリーのまとめ
・貧困街の現状を見て怒りに震えるアデル
・リオネルも含め、貴族たちは何をしているのかと叱責
・ディアンは象牙殿から皇帝宮の一室に移る
