
それは何の涙なの?
外伝(4)のあらすじ
あれから7年。村に戻ったディアーナは、小さな神殿で、みんなと同じように働いていました。
戻った時の村人の反応は真っ二つ。これまでのように迎え入れてくれた人もいれば、ほら見たことかと辛く当たる人もいました。
なぜか口を聞こうとしないディアーナに、仕事を押し付け、意地悪をする人もいましたが、マリーという女の子は、笑顔が優しいディアーナのことが大好きでした。
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「見捨てられた推しのために」外伝(4)の感想(ネタバレ含む)&次回考察
今回は、マリーという、6歳の女の子視点でのお話です。
なぜか、ディアーナのことが大好き。どこが良かったのかはわからないけれど、きれい、おやつをくれる、笑顔が優しいという理由らしい。
静かに、おとなしく、一生懸命働いていることは評価されてもいいと思うけど、この人、反省はしていない気がします。
なぜなら。
ヘリオス再婚のニュースが載っている新聞を、読みながらグシャって手に力がこもってたし。
マリーが石けんを持ってきてくれたんだけど、これ、ヘスが作ったやつね?
しかも、ヘスが作った診療所から持ってきたやつ。
ピクッと反応していることからして、まだ過去を消化できてないんだと思います。
毎日祈っているのも、「昔に戻りたいと思っているんじゃないでしょうか?」とマリーが思っている通りではないかな?
自分の過去を反省して、これからよりよく生きていこうというのではなく、過去の栄光にすがりつき、どうしてこんなことになったのかと、後悔しているだけな気がする。
だから、最後の涙の意味がわからない。
そんなことより、ヘリオスの相手が気になるし、カエルス一家のお話をもっと聞きたいです!
・ディアーナは生まれ故郷に戻り、小さな神殿で働いている
・6歳のマリーはディアーナが大好き
・ヘリオス再婚のニュースを聞き、ヘスが作った石けんを見て涙するディアーナ
→外伝(5)へ続きます。

