
あの愛人をまず葬らなければ。
3巻のあらすじ
王妃と一緒にお風呂に入るステラ。王妃は昔、ステラの母と話をしたことがあると言います。とても美しくて華やかな人だったと聞き、嬉しくなります。
ものごとをはっきりいう割には、おとなしいステラに、そのままおとなしくしていると政争のネタにされると警告する王妃。大きな力を持つものは、責任感が必要だというのでした。
その後、王宮に戻ってきたベネディクト(ベニー)王太子殿下に会いに行きます。侍従のデューイが席を外したところで、国王がステラについて説明しました。ベニーの部屋にあった絵画から、強い瘴気が出ていたため、ステラが浄化して見せます。
3巻の感想(ネタバレ含む)&次回考察
なんか、みんないいキャラなのよね。
セシルがスキルのせいで王位を継げないから、弟のベニーが王太子になってるみたいだけど、ベニーもすごく性格いいみたい。
しかもがんばりやで、それはセシルも認めてる。しかし、いまだにセシルを王にという派閥がいるらしい。セシルのスキルを悪用しようとする奴ら。でも、このご両親なら大丈夫ね。
それに引き換え、ステラの親は……

父親は愛人(現夫人、ステラの母のふりをしている)にまんまと騙されたんですね。
ステラが実子でないと疑うように仕向けた。
しかもこいつ、ステラのママに、何か盛ったな?そのうえ、夫まで瘴気石をベッドに仕込むという、なんなのこいつらは?
ただ…侯爵は今になって、自分の過ちに気づいたようですね。時すでに遅しですが。
さて、ステラの方は、ようやく親子鑑定を受ける決心がついたようです。しかし、マーブル侯爵家の行き先は不安、そこでセシルと婚約することになりました。

というか。セシルは婚約する気満々だったんじゃないかな。こんなことがなくても。
セシルが自堕落な生活から抜け出せたのも、ステラのおかげ。この二人はきっと幸せになる!
その後、ステラが浄化と掃除のスキルを魔獣と連携させられるようになったり、準聖女のケリーと友達になったりと、お話は進んでいきます。
いよいよ、鑑定の時がやってきました。鑑定するのはなんとデューイ!ベニーの侍従。
鑑定の結果、ステラは「ラディス・マーブル」の血縁であると答えが出ました。
よかった。あんな奴でも、もし実子でなかったら、面倒なことになっていたでしょう。
ようやく肩の荷が下ろせますね。
・王太子ベネディクトも、努力家でとてもいい子
・ステラパパは愛人の策略にハマり、妻を死に追いやった
・ベネディクトの侍従デューイのスキルで鑑定、ステラはマーブル侯爵の実子だった
→4巻へ続きます。

