
いよいよ動き出す。
76話のあらすじ
ティエンの王が南部に到着するも、まだクロルドと接触した様子はありません。才色兼備なサラガンの話も伝わっており、ユディットとフランツは、ヒプス藩王がこれからどう出てくるかについて、話し合っていました。
これから南部に向かうというユディットを心配するフランツ。しかし、王太子のフランツがこの場を離れるわけにもいかないので、メルゴン大公の件をフランツに託し、旅立ちます。
フランツはメルゴン大公国のソリニャックと面会。ティエンの動向を伝え、協力を持ちかけます。
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76話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
なぜ、メルゴン大公国と協力しなければならないかというと、
・ティエンはメルゴンを攻めるつもり
・ロテイア南部がそれを手伝っている
・でもフランツはメルゴンとの戦争を望んでいない
・むしろ南部勢力を片付けたい
だから、手を組みましょうと。
それはわかったけれど、そううまくいくかな?とメルゴン大公は心配みたいですね。
というのも、ヒプス藩王は短気な人なので、ことが起きればすぐにクロルドを見限るだろうと。
もしヒプス藩王と戦争になったらどうするのか?と聞かれ、連合はまだ一枚岩ではないから、ヒプス藩王の思い通りにはならないというフランツ。

数年前の、死人のような顔をしていたフランツとは、まったくの別人ですな。
今や、メルゴン大公と対等に政治の話をし、弟を討つ決意まで。
これもすべて、ユディットの内助の功か。
そのユディットは、無事に南部に到着したようですが……サラガン、この人はどっち側の人間なんだろうか?
クロルドに取りいっているのかと思ったけど、ライティアン公爵とも繋がっている?
しかし、どれも彼女の本意ではない気がする。
この人がユディットの味方になって、クロルドたちを一掃する手伝いをしてくれる予感。
復讐もそろそろ終盤に向かっていますね。
・フランツはメルゴン大公と面会、協力関係を申し出る
・サラガンとライティアン公爵はつながっている
・ユディットが南部に到着
→77話へ続きます。

