
ラスロが助けに来ると信じてる。
16話のあらすじ
皇宮では、反逆を起こしておきながら、慈悲を求める貴族が多く、皇帝デマーカスは苛立っていました。先代皇帝は、貴族の不正を全て見逃し、自らの快楽だけを追い求めた愚帝。だからデマーカスは、皇帝になった時、国の正義をもう一度立て直そうと誓ったのです。
皇帝は、ラスロがセレスティン侯爵家を訪問したことを知っており、どのような報告をするのかと楽しみにしていました。
ラスロが皇宮で足止めされている間、リニアは初めてのティーパーティーに挑みます。
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16話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
出だしは好調!
イデルのアドバイスのおかげで、思いのほか会話もスムーズに進んでいます。
イデルがお茶とお菓子を運んでくると、騎士たちはイデルに見惚れ……お手洗いに行きたいと言い出しました。

これ、絶対良くないやつ。
リニアが他の使用人を呼ぶと言ったのに、そこにいる使用人に頼めばいいと、イデルに案内させます。
リニアも、もっと強く出るべきでしたね、ここは。
主人をおいて、2人も一度にトイレに行くなんて、おかしいでしょ。

……と思ったら、やっぱり。
あちらが男性用の化粧室ですと案内したのに、ドアの前まで案内しろとか、一介の使用人が騎士の命令に逆らうのか、とか。
しかし、イデルは誇り高き貴婦人ですよ。今は平民とはいえ、こんなやつらに屈することはない!
無礼者同然の振る舞いだ、家門と名前を教えろと警告します。

毅然とした態度のイデルが、ほんとにかっこいいわ。
ラスロは、近衛隊長ですよ。その人の家に来て、使用人に手を出そうとするなんて。言語道断。
ばか2人は、イデルが反抗してきたので、何をされてもお前の味方なんかいないと激昂します。
でもね……イデルはクビにならないんだよ?
しかも、何かされて、黙っているような人じゃない。当然、ラスロに報告する。
だから、解雇されたくなければこの辺でやめておけと警告するイデル。
やめなそうだから、早くラスロに助けに来て欲しいのですが。
このままだと、ほんとに危害を加えられそうで怖い。
・皇帝は、反逆を起こしたくせに慈悲を求める貴族が多くて辟易している
・リニア、初めてのティーパーティー、滑り出しは順調
・騎士2人がイデルにトイレまで案内させ、ちょっかいを出してくる

