
エルナの心は離れていくばかり。
98話のあらすじ
帰ってくると、「エルナは?」とカレンに居場所を聞くビョルン。アルセン公爵夫人に、エルナを預かると言われ、エルナのおばあさまからもエルナをバフォードで過ごさせたいと手紙が来て、ビョルンはかなり苛立っています。
先日、エルナが離婚という言葉を口にして以来、冷静に物事を考えられなくなっているビョルンは、この日も沐浴中のエルナの寝室に強引に押し入ります。
リサがビョルンを必死に止めますが、エルナは大丈夫だから席を外すようにと言いました。
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98話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
まったく無自覚だけれど、もうエルナがいないと生きていけなくなっているビョルン。
それに対して、あれほど熱烈に恋していたのに、気持ちは冷める一方のエルナ。
どんな時でも、大公妃殿下に忠実なリサが頼もしい。そんなリサが目障りで、解雇してやろうか?なんてビョルンは思ってますけど、この状況でリサを解雇したら、エルナから本当に嫌われちゃうわよ。
妊婦さんがお風呂に入ってるのに、怒りに任せて強引に押し入るなんてさ。それだけでも失礼千万なのに。

神々しいほどのエルナの美しさを前にして、怒りも吹っ飛ぶビョルン。
お腹はいつからで始めるのかとか、今はわからないけど胸は確かだなとか、わけわからんことを言ってる。
結局、夕食を一緒に食べようと言っただけで、出て行った。
もしかしたら、エルナがおばあさままで巻き込んで、自分と離婚しようとしてるのか!?と疑っていたのですが、よく考えればエルナがそんなことをするはずがない。
エルナが自分のおばあさまをそんなふうに利用するはずがないと、冷静に考えればわかる。ビョルンは我にかえって、ご飯食べようって言っただけなんだけど、こんなふうに葛藤してるってことは、エルナは知らないからね。
自分が賭けの商品だったこと、それを否定しない夫。

もう、エルナの気持ちは元に戻らないよ。
この人が望む綺麗な造花でいられるようにと、笑顔を作るなんて。
もうどうでも良くなってしまったんだな。
切ない……。エルナをこんな風にしたのはビョルンだからな。
エルナの、心からの笑顔が見たいです。
あの暴露本さえ出たら、エルナの状況は良くなるんだろうか?
・ビョルンは帰宅するなりエルナの居場所を聞く日々
・アルセン公爵夫人やバーデン男爵夫人にまでエルナを預かると言われて苛立っている
・エルナの気持ちは冷めていくばかり


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