あいつ、一線を越えたんじゃない?
52話のあらすじ
ジェイムスは、侯爵夫人に薬を渡しに行き、ナディアはレイナと話があるので少し遅れると伝えます。侯爵夫人は公爵夫妻のために、ラ・トエビーレの前にサロンを開くつもりでした。
その招待客リストを見て欲しいと侯爵夫人にいわれ、血縁者の自分は主治医程度にしかおもってくれていないのに、どうして公爵に対してそんなに気を使うのかと聞きます。
侯爵夫人は、色々あったとしてもルークは孫だし、ジェイムスにもナディアのような妻がいたら当然手を貸すつもりだと答え、最近様子がおかしいとジェイムスに指摘します。
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52話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
がんばってまだ猫かぶってるジェイムス。
手伝う気がないなら帰りなさいと侯爵夫人に突き放されそうになって、知らぬ間に嫉妬心が芽生えてましたと殊勝な態度。
周りはこういうのに騙されているんだろうな。
さて、ラ・トエビーレまであと10日。今日は、侯爵夫人が開くサロンの日です。
ナディアは詩を朗読することになっていて、馬車の中でも緊張しっぱなしです。
貴族って大変ですね。
詩の朗読って、日本でいうと和歌を読むみたいな感じですかね、教養の一つとして。
その頃、招待客たちは……男性陣は帰りたがってる。
というのも、これまでルークに関してひどい噂話を作り出してきたのは自分たちですから、そんな首都の貴族たちをよく思わないのではないかと怖がっているのです。
しかし、実物を見てみんなびっくり。ナディアの前では人が変わると聞いていたけど、あれほどまでとはと驚いています。
ナディアの周りにはすぐに人が集まり、緊張しながらもなんとか社交活動をがんばっています。
地位が高いのですから、このくらいは慣れていかないとダメですね。
これから本格的に社交界に出ていくのですから。
侯爵夫人にほんとに感謝しないと。
ナディアを見ていると、箱入り娘として育てるのが正解じゃないなと思ってしまう。
男爵家という、あまり地位が高くない家だったとしても、小さい頃からもう少し外の世界を見せてあげていたら、こんなに苦労しなかったのになと。
で、侯爵夫人がなかなか出てこないので、自分から感謝を伝えに行こうと思い、ナディアが会いに行くと、侯爵夫人は具合が悪くて起き上がれずにいたのです。
これ、あいつが何かしたんじゃないの?
サロンの招待客リストを見てっていわれたとき、どぎついピンクの薬瓶を渡しているんだけど、その薬、中身が悪いものだったりして。
どんな手を使ってでもナディアを取り戻すって思ってるから、おばあさまに毒盛って、サロンも中止にしたかったんだろうか。
あいつの仕業としか思えないこの状況、ナディアはどう切り抜けるのでしょうか。
天然だから、ミリオン兄妹が自分によからぬ感情を持っているなんて微塵も思わないし、そもそも人を疑うことをしないから、ここはルークががんばらないといけないと思います。
・侯爵夫人は公爵夫妻のためにラ・トエビーレの前にサロンを開く予定だが、ジェイムスはそれが気に入らない
・サロンで詩を朗読する予定のナディアは緊張しながらも、なんとか社交活動をがんばっている
・侯爵夫人は前日から発熱、起き上がれずにいる
→53話へ続きます。
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