
滅多に見られない、殿下のポカーン顔。
74話のあらすじ
リアンカが必死に懇願する姿を殿下にも見ていただきたかったと、アナローズはご機嫌です。そんなアナローズを膝に乗せ、肩にかかっている髪をどかそうとするシオニアン。
珍しく、アナローズからキスしてきたので、思わずポカーンとなってしまいます。シオニアンは、二人の間には見えない線があり、アナローズが決してその線を越えようとしないことはわかっていました。
アナローズが心を許していないことはわかっていても、アナローズは俺のものだと思いたい。シオニアンは、自分が本気でアナローズを好きになってしまったのだと気づきます。
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74話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ようやく自覚してくれましたか、殿下。よかったです。
しかし、今伝えたらアナローズが逃げてしまうと思い、自重するシオニアン。
自重したのは気持ちを伝える部分のみで、イチャイチャはやめない。
まあ、とりあえずはそれでいい。アナローズも期待しているし。
アナローズも殿下のことを好きなので、気持ちを伝えても大丈夫だと思うのだけれど。むしろ、ちゃんと伝えてあげたほうが、安心して復讐に専念できるのではないかな。

いつ、本当に気持ちが通じ合うのかな。
さて、場面は変わり、ブライソン子爵家。
アナローズは、バンデル・ブライソン子爵の招きで、浄化槽事業について話に来ていました。
バンデルはアスターの親友なので、アナローズと契約するということは、アスターと関係が壊れる可能性もあるのですが、それほどまでに切羽詰まっているということですね。
実は、バンデルのお母様が皮膚病持ちで、これまではアスターのホワイトティーに頼っていたらしい。
コストを考えて、浄化槽にしたほうがいいのかなと、話を聞こうとしているみたいですね。
お母様の健康を第一に考える優しい人なんかな、バンデルは。
ここでアナローズが、お優しいのですねと言った途端、バンデルがぽかんとします。

今日のポカン2つ目。
初恋の人に似ているのだとか。
????となるアナローズ。
レティシアだった時に何度か会ったことはあるけれど……と思い出したのが、胸糞悪い舞踏会での出来事。
アスターはリアンカとダンスをしていたので、レティシアは席をはずします。そこで声をかけてきてくれたのが、バンデルでした。
ああ、この時にレティシアが言った「お優しいのですね」と、アナローズの「お優しいのですね」が重なったのか。
バンデル、レティシアが好きだったんだな。
あんな男より、この人の方がずっと良かったじゃん!
とっとと離婚して、バンデルと再婚すれば良かったのに。
結構、お似合いだったのに。
でも……アスターと親友ってのが引っかかるけどね。
すごく優しそうだけど、あのクズ男と友達になれるってことは、根っこは同じ人間なのか?と思ってしまう。
親友を諌めるどころか、この状況を利用して、レティシアに言い寄ろうとしてたとか?
なんか穿った見方をしてしまうな〜。
・シオニアンは自分が本気でアナローズを好きになっていることに気づく
・アナローズはバンデル・ブライソン子爵に招かれて浄化槽事業の話をしに行く
・バンデルの初恋の人はレティシアだった
→75話へ続きます。

