「皇子様の寝室担当は地味系メイド！？」19話・ジュリエッタを側室に！？

逃げ足早い！

19話のあらすじ

フィリップが、シルビアの容体が急変し、全身麻痺状態だと知らせに来ました。瞳は動くけれど、指一本動かせない状態です。

キリアンはすぐにカーレン城の警備を強化し、アナイス侯爵たちにも護衛兼監視をつけるようにと指示します。

ジュリエッタには、アルベルトが食事を運んできたら食べて休むようにといい、出ていくキリアン。そんなときに、オステロン皇帝の従兄弟であり最側近のキエルリーニ公爵がやってきました。

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19話の感想（ネタバレ含む）＆次回考察

キエルリーニ公爵は、2ヶ月前、劇団の団長マリベルに、金髪で緑色の瞳をした10代後半の女の子を探してくれと頼んでいました。

体が弱い娘の代役を探していたのです。公爵夫人の実家はアナイス家。そうです、ジュリエッタの父の家！

金髪で緑色の瞳は、アナイス家の特徴でした。

マリベルは、ぴったりの子がいると、ジュリエッタを推薦します。

侯爵夫人の命令で、徹底的に身分を隠したまま、10年預かっていたと。

ということは、アナイス侯爵はジュリエッタが死んだと思っているけど、侯爵夫人はジュリエッタの存在を知っているってことですね。

管理人

追い出しただけだと思っていたけれど、そうではなかったんだ。

しかし、娘の代役って。

いい話ではない気がするんですよね…貴族のやることですから。

一方のジュリエッタは、アルベルトから信じられない話を聞いていました。

なんとキリアンが、ジュリエッタ・シャルマンを側室に迎えるというのです。アルベルトは「ジュリエッタ様」って呼んでるし。

ジュリエッタは激しく拒否！！

これまで寝室担当として、見るものを全部見ているのに、今さらそんな関係になるなんて無理だといいます。

管理人

そりゃそうですね、さんざん女性を引っ張り込んでいるところを見ているのだから。

しかも、側室。本妻でない立場がどれほど脆いものか、身をもって知っていますからね。

キリアンは狩猟大会の下見で出かけており、明日の午後戻ってくるというので、ジュリエッタは今のうちに出行こうと思います。

城の外に出ようとして歩いていたとき、その姿をキエルリーニ公爵が見つけ、馬車に誘います。

そしてマリベル団長の名を出し、娘の代役を努めてくれれば報酬として1万テール払うというのでした。

借金を返して、自分のお店も開ける金額です。

それなら、正確な期間、支払額、仕事が終わったときにどんな危害も加えないという項目を追加して契約書を作成してほしいとお願いするジュリエッタでした。

→20話へ続きます。