
いい人もいるんだよね。
6〜7話のあらすじ
夜遅く、イデルの部屋のドアをコンコンと叩く音。こんな時間に誰が……と思ったら、隣室のデイジーでした。
この屋敷で一番若いデイジーは、痛いところに塗る軟膏とクリームを持ってきてくれたのです。
侍女長にいじめられていることも知っていて、なんとなくこの薬を渡したくなったというデイジーを見て、この世界にはこんな澄んだ瞳の人がいたのかと温かい気持ちになるのでした。
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6〜7話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
いい!デイジー、いい子!!
セリアといい、デイジーといい、イデルの真摯な働きぶりが、人を惹きつけているのですね。
嬉しいわあ。
さて、今日もお仕事がんばろう!と思っていたイデルは、ラスロから急に呼び出されます。
応接室に入って、最初に聞かれたのは、「バーバラ・セレスティン侯爵大夫人を知っているか?」でした。
どう答えるべきか、迷うイデル。
実は、バーバラから、どうかイデル嬢をさらなる絶望に突き落とさないでという嘆願の手紙が届いていたのです。

バーバラはイデルの無実を信じていて、イデルのことを見捨てなかったんですね。
イデルは、この手紙をラスロがどう解釈するか不安だったのですが、ラスロは突然手紙が来た理由を知りたかっただけで、バーバラをどうするつもりもありませんでした。
なんか、イデルに誤解されたのかと思って自虐的な発言をしたり、堂々とした態度のイデルに恥ずかしさを感じたり、ラスロから手紙の返事を書いてほしいといわれて嬉しそうなイデルを見てボーッとなったり。
ラスロ、もう惚れとるやん。

たぶん、一目惚れだったんだろうな。
さて、このバーバラという人は、とっても素敵な老婦人です。キリッとした美しい人ですね。
社交界では、気難しいと思われてるみたいだし、ラスロもそう感じているようですが、イデルにとってはかけがえのない友人でした。
出会いは7年前だから、そんなにも長く友情を育んできたんですね。
だれもがイデルに背を向け、実家にまで見放されたのに、バーバラだけは違った。
こんな人がいること自体、イデルの人柄の良さを物語っていると思います。
イデルの返事が届いたら、すごく喜んでくれるのではないでしょうか。
・隣室のデイジーが痛み止めの軟膏やクリームを持ってきてくれる
・イデルの長年の友人、バーバラからラスロに手紙が届く
・バーバラは、イデルの無実を信じていて、これ以上絶望させないでとラスロに嘆願してきた
→8話へ続きます。


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