
大丈夫、いつかつけてくれるよ。
37話のあらすじ
リンの夢を見て、目覚めたイデル。幼い頃、教養授業を口実に、自分とリンだけ、母に連れられて美術館に行ったことがありました。たとえそれが、娘と一緒にいる姿を見せたいだけの母のエゴだとわかっていても、イデルは嬉しかったのです。
1日の仕事を終え、イデルは急ぎの書類をラスロに見せます。使用人に支給する特別手当の請求書を見せると、ラスロはイデルの受け取る金額が少なすぎると指摘しました。
どうせそんなことだろうと、ラスロはプレゼントを用意していました。ダイヤモンドの耳飾りです。受け取れないと断るイデルに、なんとか受け取らせますが……。
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「戦利品の公爵夫人」37話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
そうか。ラスロは、昔のイデルを見ているんですね。あまりに美しかったから、その姿を何度も思い出すなんて、もう溺愛じゃん。
この宝石のように、明るく笑って欲しいと伝えたかったのに、いつもがんばってくれてる「褒美」だなんていうことしかできなくて。

この不器用さがたまらんな。
耳飾りを俺の前でつけてくれることはないだろうなんて思ってるけど、大丈夫、きっといつかつけてくれるよ。
早くその日が来るといいですね。
アンジェラがラスロに言い寄ろうとしているけど、絶対無理。
というか、どんな女が来ても、絶対無理。ラスロはイデル以外の人なんて、目に入らないでしょうね。
イデルが受け取った、「断りづらい縁談」はたぶんアンジェラのことだろうけど、ラスロは絶対断ると思う。

断って欲しい。
そして、あいつ、まだいたか。
マーシャ・ボーヘン。侍女長だったBBAです。
この人に、何者かが接近している。
キャニオン家の人間かな?ラスロとイデルに、また試練がふりかかりそうで、いやなんですけど。
・イデルはリンと美術館に行った時の夢をみる
・ラスロは「褒美」と称して、イデルにダイヤモンドの耳飾りを贈る
・マーシャに何者かが近づいている
→38話へ続きます。

