
好きな子の写真を隠し持っている男の子がいる。
28話のあらすじ
ラスロは、イデルと自分を侮辱した貴族たちに、謝罪を要求しました。謝る気配がないことを見たラスロは、イデルにこの者たちの名前を尋ねます。
皇帝陛下の最側近である自分を侮辱するとは、何か他に意図がないか調査する必要があると言った途端、さすがにまずいと思ったのか、貴族たちは謝罪しました。
その後、イデルとデイジーが肖像画を描いてもらいにいくというので、リニアもラスロとの肖像画を描いて欲しいと言い出します。
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28話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
リニアが、お兄様は戦場に行ってばかりでいつ死んでもおかしくない、だから何かあった時に顔を忘れないよう、肖像画が欲しいのだと言いました。
その言葉を聞いて、リニアがどれだけ不安だったのかを思い知るラスロ。またひとつ、自分の未熟さに気づいたと思っているけど、そう思えるラスロが素晴らしいと思う。
で、なぜかここで、ラスロは「平凡な人生を送れない二人」と、イデルとの共通点を見出すのですよ。
なにかとイデルに意識が向いているラスロがかわいいです。
さて、肖像画ですが、ラスロ&リニア、イデル&デイジーのほかに、御者のマルコとデイジー。
マルコ・モルトンはデイジーのお父さんです。
このお店の肖像画は、パステルを使って30分くらいで描いてもらえるそうです。だから、こんなにたくさん仕事を一度に受けられるんですね。
そして最後に……ラスロはイデルひとりの肖像画もお願いしました。
名目は、セレスティン大夫人に送るということでしたが……持ち帰ったラスロは、送るのが惜しくなってしまったようですね。
とりあえず俺が保管しておくか?って。好きな子の写真を机の引き出しに忍ばせておいて、ことあるごとに眺めている男の子のような。
急に送られても困るよな?きっとそうだって、いろいろ理由をつけてるけど、イデルのことが好きで仕方ない感じがもうかわいらしい。
まだ自覚できていないんですね。いつ自覚するんだろう。
・ラスロは自分とイデルを侮辱した貴族に謝罪させる
・イデルたちが肖像画を描いてもらいに行くというので、リニアとラスロも同行
・イデルの肖像画もお願いしたラスロ、セレスティン大夫人に送るといっていたのに自分で保管する
→29話へ続きます。

