
マティアス、その調子だ。
64話のあらすじ
お前の髪は美しいから切るなと、信じがたい言葉がマティアスの口から出てきました。今も、そして自分を傷つけた時の言葉も、同じように柔らかい声。
レイラは幻聴でも聞いたのかと戸惑い、思わず自転車を倒してしまいます。
するとマティアスは、レイラの自転車を元に戻し、落ちた鞄まで拾います。なにが起きているのかわからず、あたふたしながら、自分の荷物を拾うレイラでした。
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64話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
そりゃあ、びっくりしますよ。あれだけ自分を侮辱し、傷つけるようなことばかり言っていた男が、急に「お前の髪は美しい」なんて言い出したら、何が起きたのかと驚きます。
自分の耳が悪くなったのか、幻聴なのかと思うのもわかる。
最初からこうしていればよかったのにね。でもレイラにとって、マティアスの声は「水鳥の羽のよう」なのね。
これが、これからのレイラの気持ちを表しているようで、怖いわ……たぶん、こうやって少しずつ、マティアスに惹かれていくのでしょう。
で、レイラが荷物をぶちまけてしまった時に、名前入りの大事なペンを落としたことに気づかなかったのです。
それをマティアスが拾ってしまった!
ビルおじさんからのプレゼントなら、レイラはなんとしても取り戻そうとするはずとにらんだマティアスが何をしたかというと…フィービーに手紙を届けさせました。
フィービー、すっかりマティアスに慣れてる。
マティアスが送った手紙には、「お前のペン どこにあると思う?レイラ」とありました。
頭を抱えても、もう遅い。
レイラ、これを取り戻しに、また公爵様のところへ行かないといけないですね。
でも、今回のやりとりは、嫌な感じしなかったなー。むしろ、マティアスが柔らかくなってて、驚きました。
まだ意地悪はするんだろうけど、こうやって少しずつレイラに優しくなってくれたらいいな。
・マティアスに髪を切るなと言われて驚くレイラ
・レイラは自転車を倒してしまうが、マティアスが荷物まで拾ってくれる
・カバンの中をぶちまけた時に、ペンを落としたことに気づかず、マティアスに拾われてしまった
→65話へ続きます。

