もうこれ以上、エルナに辛い思いをさせないで……。
第91話のあらすじ
友人たちの元にビョルンがやってきました。その話からも、自分が賭け事の景品だったと知ってしまったエルナは、泣き崩れてしまいます。
ビョルンはエルナの元に戻りますが、姿がありません。リサも居場所を知らないと言います。
弁護士の話によると、ウォルター・ハルディがしでかしたことは、これまでとは次元の違う話だったため、噂が広まることは避けられないものの、できるだけ静かに解決するよう、ビョルンは指示していました。落ち込んだ妻の姿を見たくなかったからです。
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第91の感想(ネタバレ含む)&次回考察
落ち込んでいるところを見たくないとか、美しいエルナを守るためならある程度の代償は惜しくないなんて思うくらい、エルナのことを愛してるんだったら、どうしてもっと大事にしないんだよ!!
あいつ(ウォルター・ハルディ)がエルナを泣かせる前にって、おまえが泣かせてるじゃん!!
まあ、まさか賭け事の話をこんなところでエルナに聞かれてるとはビョルンも思ってなかっただろうし。
ビョルンはこれでもエルナを大事にしているつもりだろうから、それがまたタチが悪いんだよな……。
もっとビョルンが愛を伝えていたら、結婚のきっかけが賭け事だったとしても、こんなに傷つかなかったはず。
エルナはもうボロボロよ……。
その頃、パーベルは滝の近くで絵を描いていました。
すると、ふらふらとエルナが歩いてきます。
もうボロボロよ……。
パーベルはやさしいので、今にも泣き出しそうなボロボロのエルナを問い詰めることはしませんでした。
こんなボロボロになったエルナと、自分が一緒に戻ったら……何を言われるか分かったもんじゃない。そう思ったパーベルは、なんとか助けを呼んでこようとします。
すべて、エルナをひとりでおいていった、ビョルンのせいですよ。
昼寝させようとして連れ出したまでは良かったが、詰めが甘すぎる。あそこで、エルナをひとりきりにしなければ、こんなことにはならなかったのに。
当然ですが、エルナがいなくなったので、大騒ぎになってしまいました。ビョルンも陰口を叩かれていますが、ビョルンが自分勝手なのも、二番目の妻のせいにされている。
エルナを見つけられずに戻ってきたビョルンの前に、エルナとパーベルが戻ってくる……
この後どうなるかと思うとおそろしい。
ビョルン、目が白くなってるしな。
この様子を見た貴婦人たちが、またあれこれと好きなように騒ぐだろうし。
ああ、早く例の自叙伝が出版されたらいいのに!!
グレディスの本性が暴かれれば、エルナがこんなことばかり言われなくて済むのに!!
そうなったとき、この人たちはどんな顔をするのかな。
・エルナは賭け事の話を知って泣き崩れる
・ビョルンはウォルター・ハルディからエルナを守ろうとしている
・ボロボロのエルナを見つけたパーベル
→92話へ続きます。
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