エルナ、がんばれ!!
第70話のあらすじ
ビョルンがエルナの部屋に行くと、「お帰りください」と言われてしまいます。ドアには鍵がかかっており、エルナはビョルンを入れる気はなさそうです。
ドアを開けろ、今すぐ開けないと後悔するぞと、ドンドンドアを叩くビョルン。
今にもドアを壊しそうな勢いで怒っているビョルンを、使用人たちが必死で止めます。エルナはビョルンに何を言われても、顔も見たくないと言って、頑なにドアを開けませんでした。
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第70話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
いいぞ、エルナ!今まで散々な目に遭わされた分、堂々と怒っていい!
夫婦の寝室につながるドアの鍵も閉めるという、徹底ぶり。
人形が必要なら乳母に頼めとまで言い放つエルナ。
いいぞ!
ビョルンがいくら怒鳴っても、全く動じないエルナでしたが、使用人たちはみな青ざめています。
「初めての夫婦喧嘩おめでとうございます」と、フィツ夫人だけが動じませんでした。ひょっとして、可愛い人形が必要でしょうか?とまで言ってきます。
フィツ夫人もいいね。
イラついたビョルンは自室に戻り、ものすごい音を立ててドアを閉めました。
感情をあらわにしたビョルンに、使用人たちはみな驚いていました。
いつも冷静で落ち着いていた王子さまが、こんな行動をとるなんてと。
まあ、人間らしくなっていいですね。夫婦だもの、喧嘩するのも当たり前です。
すぐに仲直り、というか、エルナが謝るかと思いきや、実は1週間も喧嘩は続いていました。
エルナはいつものように、リサと一緒に造花作り。
体調が良くないみたいで、リサが休むように言っても、何かをしてないと落ち着かないと言って、せっせと造花を作るのでした。
しかし、以前のように、デパートに売りに行くわけにもいきません。
エルナは、メイドたちにプレゼントしようと言います。
リサは、ことあるごとに陰口を叩く人たちにプレゼントなんて…と反対しますが、エルナは、そうしたら少しでも私のことを好きになってくれるかも?というのでした。
ほんと、善意の塊みたいな人。
王子さまにもプレゼントするのですか?とリサが聞くと、とんでもないと答えるエルナ。夫婦喧嘩は、まだ終わりが見えません。
あれからビョルンは、一度も会いにきません。エルナも今のところ、折れる気はないのですが、宮殿が広いので、このままお互いを無視し続けることができそうだと思っていました。
絶対折れちゃダメ。
するとそこへ、フィツ夫人が王宮からの連絡を伝えにやってきました。
万国博覧会開幕式の3日前に王室の方々がシュベリン宮殿に到着する、王妃からは特別に準備することはないと伝言があったとのことでした。
家族とはいえ、気軽に迎えることはできない人たち。しかも、開会式の2日後には双子の王子様の誕生日もあり、初めて取り仕切る大きな行事に、緊張するエルナ。
そのとき、また吐き気を催してしまい…
フィツ夫人が、リサに主治医を呼ぶようにと命じました。
まさか、このタイミングでご懐妊でしょうか!?
・エルナは部屋に鍵をかけて、ビョルンを入れなかった
・夫婦喧嘩は1週間も続いている
・エルナは吐き気をもよおし、フィツ夫人はすぐに主治医を呼んで確認しようとする
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