いいぞエルナ。どんどん反撃しちゃえ。
第69話のあらすじ
約束を破られても、散々飲んで朝帰りする夫にも、ずっと我慢をしてきたエルナ。
今朝も、ビョルンは朝帰り。そんな夫に、もう少しだけ真面目になってほしいとお願いするも、遊び好きな男と結婚したのに真面目な姿を期待するのは馬鹿げていると言われてしまいます。
ありのままの姿を愛してほしい、それが妻の義務ではないかと。自分の部屋に戻ろうとするビョルンに、同じベッドで寝ると約束したじゃないかとエルナが言うと、立派な妻のお説教は明日聞くと答えるビョルンでした。
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第69話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
エルナはがんばってるよ。十分がんばってる。
だから、たまにはこうやって反撃してもいい。むしろ、反撃が遅すぎよ。
夕食の時、いつもなら今日の出来事を事細かに話すエルナがあまりに静かなので、ビョルンが理由を聞くと、疲れているとの答えが返ってきました。
疲れている理由についてはプライベートなことだから答えたくないというので、イラつくビョルン。
無駄なことに時間と気力を消費せず、妻としての務めを果たせと言ってしまいます。
妻としての務めとは何か、なんでもいうことを聞く人形を手に入れたとでも思っているのかと、エルナが反論。
するとビョルンは、悪くない、この機会にそういう妻になってみてはどうかというのでした。
なんなの、この男は。
ちょっと自分勝手すぎないか。
仏のエルナも、堪忍袋の緒が切れた。
お断りします!と席を立ってしまいます。
ビョルンも、エルナを傷付けているという自覚はあるようで、エルナが傷ついた表情を見て満足しているという…
ほんと、最低なんだけど、この男。
エルナを傷つけることで、自分がエルナの心を掴んでいるという喜びを感じる。ただそれは、自分の最低な姿を見ているような自己嫌悪につながっていたのですが、ずいぶんとまあ、倒錯した愛情ですね。
夕食後、フィツ夫人はビョルンに、夫婦喧嘩をなさるのが不思議でといい、妃殿下は素敵なお方ですとも言ってくれました。
フィツ夫人はとても厳しい人だけれど、エルナが自分なりに努力していることを認めているんですね。
うれしい。
誰にも見られていない努力は時に虚しくなるけれど、こうやってわかってくれる人もいるのだから、エルナはもっと自分に自信を持ってほしい。
フィツ夫人は、ビョルンの乳母だから、小さい頃からビョルンを見てきて、最近は少し別人のようだと感じ、その別人のビョルンの姿が本来の姿のようだとも思っていました。
そして、離婚の原因が本当にビョルンの浮気だったのかと疑問を持っています。
ああ。グレディスの悪行が早く白日の元に晒されたらいいのに。
そうすれば、ビョルンの悪評がなくなるだけでなく、エルナへの風当たりも弱まるはず。
ビョルンがばらすことはないから、誰かばらしてくれないかな。
一方のビョルンは、エルナをなめていました。
なんだかんだいっても、自分が優しくすればいつものように笑顔になると。
いやいや、いつまでも仏のエルナだと思うなよ。
今回はどうしても許せないみたいで、ビョルンがエルナの部屋のドアをノックすると、「お帰りください」との返事が返ってきました。
いいぞ、エルナ!
ここらで、マジで怒った方がいい。
・エルナはとうとうビョルンの行動に我慢ができなくなる
・夕食の時に軽い夫婦喧嘩
・ビョルンがエルナの部屋に行くが、「お帰りください」といわれてしまう
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