王妃様、いい人じゃないか。
22話のあらすじ
ビョルンは王太子レオニードと一緒に祖母のいるアルセン公爵家にむかっていました。
馬車でビョルンの向かいに座っていたレオニードは、おばあさまには本当のことを言ったらどうかと聞きたかったのですが、きっと答えは決まっていると思い、言い出せずにいました。自分が王太子の座を断り続けていなかったら、自分にも「あのこと」を話してはくれなかったのだろうと思います。
エルナは王妃に招かれ宮殿にやってきたものの、緊張でガチガチになっています。王妃は、流行遅れのドレスに化粧っ気もないエルナを見て、以前見た時とはずいぶん印象が違うと感じていました。
22話の感想&次回の考察
「あのこと」ってなに!?
ビョルンとグレディスの離婚の理由ですね、きっと。早く知りたい。国王夫妻とレオニード、それにグレディスの故郷ラルス王家以外は知らないことのようです。
それが原因でビョルンはこじらせているようですし、人間不信になっている。
グレディスとの離婚のせいで、祖母とはしばらく会えなかったようです。それほどまでに、大変なことだったんですね。
さて、王妃様は見た目通り聡明でとても人格者ではないかと思います。
エルナが社交界で噂されているような妖婦ではないということをわかってくれたっぽい。
エルナが、ハルディ家ではなく、由緒正しい貴族であるバーデン家で育てられたことを調べていましたから、エルナが正直にこれまでのことを話したことで、誤解は解けましたね。
造花を作って売り、そのお金で鹿の角のトロフィーを弁償しようとしていることを知り、王妃は思わず微笑んでしまいます。ビョルンがそれを承諾したことが信じられないようでした。
実際に話してみれば、田舎の純朴な娘だということがきっとわかりますよ。わかってないのはビョルン、君くらいだよ。