パーベル、ほんとにエルナを助けてやってくれ…。
20話のあらすじ
エルナはようやく現実を直視しなければならないと思っていました。
父親だから、娘の結婚を望むのは当然のこと、自分たちを捨てた罪滅ぼしに父親としての役目をはたそうとしているのだと思いたかったのですが、そうではなかったのだということを認めざるを得ませんでした。
スキャンダルやエルナの悪評が嘘だとわかっているパーベルは、なんとかしてエルナを救おうと心に決めます。しかし、金に目が眩んでいるハルディ子爵が簡単にエルナを手放すはずはなく、エルナをバフォードに帰すのは簡単ではないこともわかっていました。
20話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
本当はね、心のどこかではわかっていたんですよね。でも認めたくはなかった。
自分と母を捨てた男ですからね、冷静に考えれば自分に優しくするはずがないということは分かっていたけれど、それでも父親の愛情を信じたかったんだなあ。
それなのにいうことを聞かないなら邸宅を売り飛ばすと脅し、さらに暴力をふるうって、クズofクズ。
パーベルだけがエルナのことを本気で心配してくれている。
こうなったらパーベルルートに入った方がきっとエルナは幸せになるんだと思いますが、そうはいかないんだろうなあ。パーベルからすると、エルナは妹みたいな存在なので、結婚するって考えはなさそう。
エルナは行き場をなくして、パーベルのアパートの前に来ていました。
ここでようやく、パーベルがお金を用意するからバフォードに帰ろうという話が出てきました。
親子の縁を切るのはなかなか難しいと思いますが、このままだとエルナがしあわせになれない。
リサを連れて、おばあちゃんのところへ帰ろう、エルナ。