
やっと悲しみを実感してしまったってことなんだな……。
114話のあらすじ
ベッドでうたた寝してしまっていたエルナ。夜もふけていましたが、ビョルンはまだ帰ってきていませんでした。
もしビョルンが戻ってこなければ、義務を果たさなくてもいいかもと思うエルナ。しかし、真夜中に戻ってくるかもしれない。
王子の花は美しく花を咲かせていないとと思ったその時、今になって流産のショックがエルナを襲います。辛い出来事で封印されていた思考回路が動き出し、もうビョルンを愛せなくなっている自分に気づいたのでした。
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114話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
人は、ほんとにつらいことがあると、感情が麻痺してしまうんだよね。悲しすぎると、泣けないんだよね。
だから、あの日から、エルナの心は止まってしまっていて、泣くことすらできなかったんだけど、ここへきて涙が溢れてきた。
ようやく、自分が傷ついていること、大丈夫じゃなかったことに気づけた。
気づいたと同時に、ビョルンへの思いが戻らないこともわかってしまった。
いやー、ここのエルナの心理描写がね、作者様、素晴らしいわ。

ぜひマンガで見てほしいです。
二人の未来に絶望しかないというエルナの気持ち。
役立たずになった自分が大公妃であり続ける理由はない。
ここまでエルナを追い込んだのは、ビョルンだよ。
エルナ、ガウンもナイトドレスも脱ぎ捨てて、どこへ行くんだよ……。変なことを考えないといいけど。
エルナが逃げる先は、おばあさまのところかな?

うん、それがいいよ。ここにいても、エルナは幸せになれない。
その頃ビョルンは、ようやく酒の席から解放されて、家に向かっているところでしたが。
もうあれこれ大変で、今はただ、エルナを抱きしめて眠りたい。
そんな思いをさ、言葉にして伝えなきゃいけなかったんだよ、エルナに。
エルナのこと大好きなくせに、態度は真逆だったんだから。
ああ、ついにこの日が。
エルナはどこへ行ったのか。
空っぽの部屋を見て呆然としているが、ビョルン、時すでに遅し。
死ぬほど後悔しな、これから。エルナが耐えてきた1年間、どれほど辛い思いをしたのか、ぜひ味わってほしい。
・ようやく自分の悲しみ、心の傷と向き合えたエルナ
・もうビョルンを愛せなくなっていることに気づく
・酔っ払ってビョルンが帰宅すると、部屋にエルナはいなかった
→115話へ続きます。

