カエルス、素直にヘスティアをきれいだと褒めなさい。
31話のあらすじ
本当はヘスティアのことを気にしているくせに、侯爵夫人が着古したドレスでお茶会に出たら侯爵家の名に傷がつくと思っただけと言い訳するカエルス。
さて、ヘスティアはいよいよディアーナ主催のお茶会へ。エリニエス伯爵夫人と打ち合わせした通り、ヒロインの素顔を暴き出す計画を実行に移します。
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カエルスの出番は少ないけれど、ほんのちょっと見えたデレが尊い。ウロースにからかわれてましたが、もっと素直になって、ヘスティアとの距離を縮めて欲しい。
ウロースもすっかりヘスティアの味方ですね。
さていよいよお茶会です。とても和やかな雰囲気で始まり、ディアーナに風が向いているようにも思えましたが、茶菓が出てきたとたんに空気が一変しました。
帝国の貴婦人を一堂に集めているのに、全く飾り気のない地味なケーキとクッキー数枚という、皇太子妃のお茶会とは思えないおもてなし。
そりゃ、マダム・メロぺとぶつかるはずです。カフェでももっとマシなものが出てくるのではないだろうか。
皇室の威厳というものがありますし、高貴な人たちを招いているのですから、格というものが必要です。でも「質素」を旨とするディアーナにはそれが理解できないみたいです。
神殿にいる聖女だったらそれでよかったけれど、今は皇太子妃ですから。しかもこのお茶会は、皇帝のいる「獅子の宮殿」で行われているんです。そこで平民でも買えるお茶を出すなんて。これはありえない。
貴族の贅沢に反対する気持ちはわかるけれど、今この時点で、多くの人と初めて顔を合わせるお茶会の席で、自分の信念を込めた質素な茶菓を出すというのは、正論でも理解は得られないでしょうね。
いよいよヘスティアの計画が実行に移されるようですが、どうやって攻撃するつもりなんでしょうか。