夜中に推しと二人きりでワインを飲むなんて…スマホがないのが残念だ。
28話のあらすじ
カエルスの破壊力にやられそうになっているヘスティア。一杯どうだと言われて一緒に飲むことにしたものの、胸がはだけているカエルスをまともに見ることもできません。
カエルスは、ヘスティアがなぜ真っ赤になってバタバタしているのかわからず、大丈夫かと声をかけますが、その原因はカエルスなのですから…。
焦ったヘスティアは、話題を変えようとしてディアーナのことを聞いてしまいます。
→「見捨てられた推しのために」はコミックシーモアでも読める!28話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
この回は、カエルスの気持ちがはっきりとヘスティアの方を向いた、重要な回だと思います。
前回、カエルスが思いのほかしっかりした様子だったので、がんばりましたねと声をかけてしまったのですが、実はそんなことはなかったようです。
何もなかったように普通に接してくるディアーナを見て、これまでの自分のすべてを否定されたような気持ちになってしまっていたカエルス。そこに、がんばりましたねと言ってしまったために、キレてしまったんですね。
でもその怒りをヘスティアにぶつけるのは理不尽であることはわかっていたため、カエルスは素直にヘスティアに謝ってくれたのです。やはり、顔がいいだけでなく心も素晴らしいんですよ、カエルスは。
たしかに、死を考えるほど思い詰めていたのに、心配して来るどころか、手紙の一つもよこさなかったのですから、なんなんだこいつは?と思うのは当然です。
カエルス、もっと怒っていい。
自分がしてきたことが無意味に思えてしまって苦しむカエルスを見て、それを励ますヘスティアが本当に一途で可愛い。
ディアーナのことなんてもう忘れて欲しいし、口にも出してほしくないだろうに、それでも人を愛する気持ちを忘れないで欲しいと。自分が愛されて当然の存在だと気づいてほしいという思いで、一生懸命なぐさめてる。一途だなあ。
自分は思い通りに未来を見ることはできないけど、必ずあなたを幸せにする。そんなふうに言われたら、カエルス、惚れてまうよねえ。
オタクとして推しの幸せを後押しするという意味なんだけど、無意識のプロポーズでしょ。この瞬間、カエルスは落ちたと思うんだよなあ。
ヘスティアとなら、きっと、いや、絶対幸せになれるはず。