「皇后をさらった彼は」70話・どうにもできない思い

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もう、タモン、かわいそう……ふたりとも素直になってくれ。

70話のあらすじ

タナトスの近くまで進軍してきたタモンたち。遠くで狼の遠吠えが聞こえ、もう白狼の生息地まで来たのかと思うアーシャ。

比較的平らな場所で野営をすることになりますが、この森は危険な地域。タナトス人ですら通りたがらない場所でしたが、アーシャは、タモンなら大丈夫だと信じていると言います。

アーシャには、テントに入って休むといいと言いながら、自分はざっと周辺を見回るからと出ていったタモン。そんな彼を見て、アーシャはなんだかいつもと雰囲気が違うと感じました。

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70話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

あなたを信じていると言われて、タモンは、それは嬉しいなと答えるのですが、ほんとは全然嬉しくなかった。

信頼と愛は違うことがわかったからでしょう。

アーシャは今のままで十分なのか……そう思ったら、なんだかつっけんどんな態度をとってしまったのです。

いやいや、ほんとはアーシャ様だって、タモンなしでは生きられなくなっているんだけど、今はまだ目の前に復讐という大きな目標があるから、そのことに気づいていないだけですよ。

さて、周辺を見回って、獣がいたから狩りをして帰ってきたタモン。

アーシャ様も起きてきて、タモンの顔に傷があることに気づいて手を伸ばすのですが、タモンがバシッとその手を振り払ってしまう!

管理人
管理人

アーシャ様、これには傷つきましたね……。

タモンは、体に血の匂いがついているからといいわけをしますが、様子がおかしいのは明らかです。

アーシャ様も、必死で気づかないふりをしていたのですが、もう無理。

もう……お互いがお互いを必要としてるのに、もどかしい。

じれったくて仕方ない。

タモンの言う通り、今は黒の峡谷を越えることに集中しないといけないけど、タモンのこんな辛そうな表情を見て、アーシャ様だって冷静ではいられないでしょう。

お互い、自分の気持ちを素直に言える日が早くきて欲しい。

今回のストーリーのまとめ

・白狼の生息地までやってきた、タナトスにはもう少しで着く

・自分の気持ちに苦しんでいるタモン

・アーシャはタモンの様子がおかしいことに気づいたけれどどうにもできない

→71話へ続きます。

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