タモン、ひたすら強い。
30話のあらすじ
水怪ヘルペスが船を襲い、もうおしまいだとアスランがあきらめかけたとき、パンを持ってきてくれた少女が「鉄格子につかまって」と言います。手を離さなければ生き残れると。
船は転覆し、海に投げ出された二人。水の中にいるのに苦しくないと思ったら、アスランの腕にあるブレスレットが光っていました。
気がつくと、誰かがこちらに向かって泳いできます。
その頃、アーシャは突然腕が痛み、肩のあたりに獣に噛まれたような痕が浮かんでいました。
→「皇后をさらった彼は」はe-bookjapanでも読める!30話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
刻印をすると、痛みも共有するんですね。魔物と戦って大怪我を負ったタモン。その傷跡がアーシャ様の体に浮かび上がり、痛みも感じてる。
しかし、タモン強いな〜。こんな大きな魔物をひとりで倒して二人を守りました。
大怪我しているのに、心臓に熱を感じて、アーシャ様に思いを馳せる。常にアーシャ様のことが胸にある、いい男です。
大丈夫、アーシャ様もその熱を感じていますよ。そして、タモンが無事に帰ってくることを祈ってる。
単に、自分のために動いてくれているからというのではなくて、心の底ではタモンを信頼し、気持ちが動いてきていると思います。
タモン、もっと積極的に押すべし。
アーシャ様は10年前に敗亡したケトン王国のハーツを探そうとしていました。彼は予言の異能を持つ者です。
その頃、カシオンはアーシャ様に言われたことで落ち込んでいました。
今まで自分のしたいことを遮る者などいなかったし、タモンでさえわがままを聞いてくれていたから、正面から批判的な態度を取られたことなどないのでしょう。
ここが成長する時かな。アーシャ様のおかげで成長できたらいいな。
浜辺で散歩を楽しむアーシャと双子を見つけて駆け寄るものの、双子にはばまれてしまいます。
そりゃそうですね、夜中に部屋に侵入しようとしたり、昼食の席でも無礼な態度でしたからね。
建前上、アーシャ様は奴隷ということになっていますが、当主の愛人なわけで、いくら弟でも勝手に手を出していい存在ではないのです。
ほんとにお子ちゃまなカシオン。またアーシャ様に迷惑をかけないと良いのですが。
・アスランは海に放り出されたけれどブレスレットのおかげで息ができた
・タモンがアスランを助ける
・タモンの傷の痛みをアーシャも共有している
・カシオンはアーシャに言われたことで落ち込んでいる