大丈夫、リオネル。いつかその思いがアデルに通じる時が来る。
39話のあらすじ
リオネルはすでに象牙殿の話を知っていました。ポワティエ伯爵家に、象牙殿を無期限で借りるほどの財力はないので、デスポーネ公爵が払うのだろうと考えられました。
デスポーネ公爵は財政庁を所管しているので、あとで支払った分を返してもらうのだろうと。どこまで腐っているのかと思うアデル。
しかしそんなことをしてなんの得が…と思ったアデルは、リオネル表情を見て、ディアンが妊娠したのだと知りました。
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まだ立場がよくないアデルにとって、ディアンの妊娠はいい知らせなはずがありません。
そのことがわかっているから、リオネルまで苦しんでいる。自分が無力だと。
違う、違うよ〜。アデルが名前で呼び、本当に苦しいときに頼れるのは、この国にリオネルしかいない!!
大丈夫、アデルはこんなことで負けたりしない。
そもそも皇帝の寵愛には頼っていないし、後継がいなければ皇后の仕事ができないような、そんな女にはならない。次期皇帝の母という役割以外にできることがあるはず。常にそういうことを考えている尊敬すべき女性です。
そして、いつもの勘違い皇帝。今の状況で、アデルの助けになれるのは自分しかいないと思っている。
違う。おのれは全く役に立たない、なんの役にも立たない〜〜!!
アデルに顔を見せるな!!
アデルは、自分よりも遥かに落ち込んでいるギグス夫人をなぐさめる余裕すらあるのだから、皇帝の助けなど全く必要としていない!!
さすがは我が皇后って、どの口が言ってんだ!!さんざん馬鹿にしておいて。
お茶を飲みながら、「私を見てください」とかいうから、とうとうおかしくなったのか?とアデルが思うのも無理はない。私も思った。
リオネルとは終わりにして、私と仲良くしましょうとか言い出した。何かわいているとしか思えない。
ああ、気持ち悪い!
・ディアン妊娠の知らせに、リオネルやギグス夫人の方が心配するもアデルは平気
・次期皇帝の母という役割以外にやるべきことがあると思うアデル
・皇帝はなぜか今アデルの助けになるのは自分しかいないと勘違い