「皇后の座を捨てます」外伝2・ヴァルドロ兄弟の救世主(3)

まさか……まさか！！

外伝2のあらすじ

アデルは、陛下とのお酒につきあっていた理由を話さなくてごめんなさいと、リオネルに素直に謝りました。しかし、私にまで隠さなくてもと少々拗ねているリオネル。

とはいえ、真摯に謝るアデルに、こんなことで心細くなるなんてとリオネルも心の中では反省していました。

皇帝夫妻も同じような状況で、エリザベータもテセウスに謝っています。皇帝という仕事がどれほど大変なのかも分かっていたので、テセウスはもちろん怒っていません。むしろ、激務で痩せてしまった妻の姿に心を痛めていました。

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外伝2の感想（ネタバレ含む）＆次回考察

顔が良くて、頭も良くて、仕事ができて性格もいい夫がここに2人もいる。

そして、妻たちは美人で中身が男前。なんと素晴らしい夫婦なのかしら。

アデルがリオネルに敬語を使わないでって言ってました。

すぐにはできそうにないですが、対等な立場でいたいというアデルの気持ち、リオネルも嬉しいでしょうね。

管理人

翌朝の食事の席で、蜜酒は薄めてお飲みください！と皇帝に直訴しているリオネルが、とても可愛い。

二人の妻はお酒好きなので、ここはまたギグス夫人に頼るしかないなと思っているヴァルドロ兄弟。

と思っていたら。

それから数週間後に、アデルたちの飲酒を止めたのは、意外な人だったと。出てきたのは、アデルのお母様です。

庭で穏やかな時間を過ごしているときに、なんと、虎が出現！

普通なら慌てふためいて逃げるところだと思うのですが、さすがアデルのお母様！

ずいぶん昔にあったことがあると思い、おいでと手招きして抱きしめちゃう。

……という夢を見て、目覚めたお母様。

管理人

その昔、大きな虎が出てきた夢を見た後、アデルを授かったのだとか。

ということは……ということは！！

エフモントでは、食欲のないアデルをリオネルがめっちゃ心配しています。

これは！！！

きっと、ご懐妊ですね！！！！

アデル、お酒を飲んでいる場合じゃないですよ！！

→外伝3へ続きます。

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